「マッドマックス 怒りのデス・ロード」の白黒バージョンが映画館で公開される可能性が浮上
映画「マッドマックス」シリーズの最新作として2015年5月に公開された「マッドマックス 怒りのデス・ロード」は、その狂気の世界にどハマりする人が続出し、一度だけでなく何度も映画館に足を運ぶ人までいるほどで、公開から半年が経過した2015年12月現在でも上映する映画館があるというアクション映画としては異例の作品になりました。その「マッドマックス 怒りのデス・ロード」の白黒バージョンが公開される可能性が浮上し、世界中のウォー・ボーイズたちが「V8!」と熱狂しだす予感です。
'Mad Max: Fury Road': driven to the edge | Features | Screen
http://www.screendaily.com/awards/mad-max-fury-road-driven-to-the-edge/5097952.article
Black-And-White Version Of 'Mad Max: Fury Road' May Get A | The Playlist
http://blogs.indiewire.com/theplaylist/black-and-white-version-of-mad-max-fury-road-may-get-a-theatrical-release-in-2016-20151214
ジョージ・ミラー監督が描くマッドマックスは、シタデルを支配する武装集団の首領イモータン・ジョーや、イモータン・ジョーの武装戦闘集団「ウォーボーイズ」など頭のネジが1本ではなく5本くらい飛んでいる魅力あるキャラクターたちに加え、ウォーリグやギガホースというぶっ飛んだ自動車が何台も登場し、観客を圧倒しながら狂気の世界に引きずりこむアクション映画です。
映画全編を通して、デザインや世界観にミラー監督のアイデアがちりばめられており、見る人はマッドマックスの世界がそこにあるかのような感覚を覚えます。映画評論家による映画レビューをまとめたRotten Tomatoesでは100%中97%という高スコアをたたき出しており、アクション映画としてかなり評価が高い作品にまで上り詰めました。
ブロックバスターのアクション映画というジャンルは、映画の賞レースで評価を得ることがなかなか難しいのですが、マッドマックスはアカデミー賞の前哨戦として注目を集める第73回ゴールデングローブ賞で作品賞と監督賞にノミネート(受賞は未発表)され、特にドラマ部門の作品賞にノミネートされたことは大きなサプライズとなっています。
そのマッドマックスの白黒バージョンについて、ミラー監督はDVDおよびBlu-rayに特典映像として盛り込む可能性があることを明らかにしていましたが、実際に追加されることはありませんでした。しかしながら、インターネット上では白黒バージョンを熱望する声が多々あり、熱心なファンの1人が全編をグレースケールに変換したムービーを公開しましたが、瞬く間に削除されてしまいました。
しかしながら、映画関連メディアのScreen Dailyによると、同作品のプロデューサを務めるダグ・ミッチェル氏が「公式の白黒バージョンが存在し映画館で公開されるかもしれない」と発言したとのこと。ミッチェル氏の発言を受けてIT関連メディアのPlaylistは「劇場公開といっても特別なイベントで公開される可能性が高い。もしくは何らかの限定公開になるのではないか」と予想しています。
もし、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」の白黒バージョンが公開されたら、世界中のウォーボーイズたちが再び熱狂の渦に巻き込まれることは間違いなさそうです。
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