ウェブアプリ

ハッカーのために場所を提供してくれる人を探せるサービス「Hackercouch」

By The Preiser Project

ハッカーと聞くと、一般的なイメージとして破壊行為や不正アクセスに当たるクラッキングを行う人を思い浮かべてしまいそうですが、ハッカーの中には自分の知識と技術を悪意のために用いない人もいます。また、プログラミングやソフトウェア、インターネットなどについて深い知識と技術を持ち合わせるハッカーが、政府に国家公務員として採用されることもあります。そういったハッカーたちのために場所を提供してくれるハッカーやユーザーを探せるのが「Hackercouch」です。

Hackercouch
https://hackercouch.com/

上記のURLを開くと以下のようなページが表示されます。一番左に「ハッカーの名前」がリストアップされており、その右に表示されているのは「都市」「国」「SNS」「ハッカーの自己紹介」です。


「SNS」にあるアイコンにカーソルを合わせると、ハッカーのウェブサイトやTwitterアカウント、Facebookアカウントなどを確認可能。場所を提供してくれるハッカーがいれば、TwitterやFacebookのアカウントにメールで交渉できるというわけです。


試しにリストの一番上に表示されている「abhshkdz」さんをクリックしてみます。


クリックするとabhshkdzの自己紹介ページが開きました。自己紹介によると、寝泊まりのためにソファを貸してくれ、自宅には高速Wi-Fiや冷蔵庫が完備されているとのこと。


Raviさんはフィリピンのセブ島から場所を提供。バカンスを味わいたいハッカーにはうってつけの場所かもしれません。


いろいろなハッカーの人を見てみましたが、その多くはアメリカかヨーロッパからのエントリーでした。時には中米のメキシコで場所を提供しているハッカーもいましたが、中米・アジア・アフリカのハッカーは少ない印象です。


HackercouchはGitHubでソースコードを公開中で、自宅を世界中のハッカーのために提供することも可能です。

hackercouch/hackercouch · GitHub
https://github.com/hackercouch/hackercouch


テンプレートも公開されており、家にスペースが余っている人はエントリーしてみてもよさそう。なお、記事作成時点では日本でからエントリーしている人はいませんでした。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
1万台ものルーターを勝手にハックしてセキュリティを高めたハッカーの正体と目的が判明 - GIGAZINE

史上最狂の大規模ハッキング攻撃10選 - GIGAZINE

ハッカーに「協力するか」「刑事訴追されるか」の選択を迫るFBIの手法とは? - GIGAZINE

誰でもハッカーになれる「Hacker Typer」でハッカー気分を味わってみた - GIGAZINE

広告ブロック回避サービスがハッカーに乗っ取られてマルウェア配信 - GIGAZINE

「世界初のハッキングは100年以上前に行われた」などハッキングの歴史が分かる「A History of Hacking」 - GIGAZINE

in ネットサービス, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.