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世界中の自撮り画像を性別・年齢・姿勢ごとに表示してどんな傾向があるか調べられる「Selfiexploratory」


スマートフォンのインカメラを自分に向けて自分の顔を撮影する自撮りは、「セルフィー」という単語が生まれるほど世界中で行われるようになりました。そんなInstagramにアップロードされた大量の自撮り画像を分析して、世界中の自撮りの傾向が浮き彫りにしたのが「Selfiexploratory」です。

Selfiexploratory
http://selfiecity.net/selfiexploratory/

Selfiexploratoryのページを開くと、画面上部に世界中の自撮り画像をInstagramから集めて分析したデータ、下部に集められた3840枚の自撮り画像が表示されています。集まった自撮り画像は、写真や動画のオブジェクトを識別する「Amazon Mechanical Turk」、視覚認識サービスの「Orbeus」を使って分析され、各写真の特徴を抽出してデータセット化されています。


データはそれぞれ左から「CITY(都市)」「AGE(年齢)」「GENDER(性別)」「LOOKING(視線)」「TURN(体の向き)」「TILT(写真の傾き)」「EYS(目の開閉)」「MOUTH(口の開閉)」「GLASSES(サングラス・メガネの有無)」「CALM(穏やか)」「ANGRY(怒り)」「HAPPY(幸せ)」という風に判別されてグラフ表示されており、ページを開いた時は全ての自撮り画像の分析データを合わせた、世界中の自撮りの傾向を表示しています。


世界的な自撮りにおける傾向では、最も自撮りする人が多い年齢は25.2歳で、男性よりも女性の方が多く、どちらかというと上目遣いで、体の向き・写真ともに真正面から自撮りしていることや、目は開けているものの口は閉じている人が多く、サングラスなどは着ける人が少ない模様。自撮りをする時の感情は穏やかではない時・怒っていない時・幸せな時が多い、という傾向にあることがわかります。


各種データはクリックしたり、ドラッグしたりすることで表示するデータの範囲を選択できるようになっています。例えば都市の地図内にある「モスクワ」をクリックすると、モスクワで撮影されたデータのみに絞り込まれ、下部に表示される写真もモスクワの人の自撮り画像のみに変化します。


そのまま年齢のグラフをドラッグすると、「20歳~30歳」のように年齢の幅を絞って選択可能。これだと「モスクワの20歳~30歳の自撮り画像」に関するデータや写真を表示していることになります。


さらに目線を「UP(上目遣い)」寄りで絞り込むと、「モスクワの20歳~30歳の上目遣いの自撮り画像」は、圧倒的に女性の割合が高く、体の向きは真正面寄りで、世界的傾向より怒っている、または幸せな人が多い傾向にある、ということがわかったわけです。


「ニューヨーク」で絞り込むと、ニューヨークの人々は世界的な傾向よりも自撮りする人の年齢が高い様子。


都市をサンパウロに切り替えてみると、世界的な傾向よりハッピーな人が多いというのはブラジルらしいかも。


唯一アジアで選択可能なバンコクだと、飛び抜けて自撮り年齢が若いのが特徴的。


日本ではTwitterのアイコンに自撮りを使っている人はあまり見かけず、海外ほど自撮りをする文化が根付いていないように思えますが、もし「自撮りがうまくいかない」ということがあれば、目線や姿勢などの世界的な傾向を考慮すれば、うまく撮影できるのかも。

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in モバイル,   ネットサービス, Posted by darkhorse_log

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