ハードウェア

実物大で家具などの大きさがわかるプロトタイプをうにうにと作り出せる銃「Protopiper」


簡単に折り曲げたり壁に接着したりできる筒状の物体をうねうねと出力することで、実物サイズの家具のプロトタイプなどを作り出せるのが「Protopiper」です。実際に家具を購入する前に「部屋に置いたときどんな印象になるのか?」ということを確かめられたり、イマジネーションの赴くままさまざまな立体物を造形したりすることが可能です。

Protopiper - Hasso-Plattner-Institut
http://hpi.de/baudisch/projects/protopiper.html

Protopiperが家具のプロトタイプをさくさく作っていく様子は以下のムービーから確認可能です。

Protopiper: Physically Sketching Room-Sized Objects at Actual Scale - YouTube


銃っぽい形の「Protopiper」を手に部屋に入ってきた男性。


Protopiperを床に向けると……


にゅーっと棒状のものが出てきました。


棒状のものを折り曲げて……


四角く成形していきます。


四角い枠をいくつも作っていきます。


枠を組み合わせることで直方体を作成。


さらにどんどん棒を増やしていきます。


緑色の立体物の作成が一段落したら、今度はオレンジ色の棒状の物で何かを出力しはじめました。


足をつけていって……


ソファーとテーブルの簡易プロトタイプが完成。


欲しい家具がある場合にProtopiperでプロトタイプを作れば、「ここに家具を置くとこんな感じになる」というのが1/1スケールで確認できるわけです。


キャビネットを作るとこんな感じ。


ちゃんと取っ手は開きます。


電子レンジ。


これも開閉式です。


Protopiperの実物はこんな感じ。


よく見ると出力されているのは棒でなくて筒。


カットはサクっと行われています。


素材にはセロテープのようなものが使われているようです。


テープがくるんと丸められて……


筒となって出力されるわけです。


カットは刃物ではなく熱によって行われている様子。


テープは片面に粘着液がついており、カットの際に以下のような感じで筒状でない開いた状態にすることが可能なので……


別の素材にペタッとくっつけられます。


壁に接着することも可能です。


何やら大がかりなものを作っている2人。


完成したのはバレーボールのネットでした。「部屋にバレーのネットを張る」というのはなかなか難しいことですが、Protopiperを使えば簡単なようです。


砂ではありませんが、「砂のお城」


さらに、帽子とデッキチェアを作ってビーチごっこもできます。


こんな感じで、骨組みだけの造形物を作り出すこともでき、家具のスケールを確かめるだけでなく、クリエイティブな遊びにも使えそうです。

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in ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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