廃液のように真っ黒で一度食べたらやみつきの「イカ墨のパエリア」を食べてみました
スペイン料理の1つでありお米を使うということで日本でも人気が高いパエリアは、シーフードや鶏肉が入ったものや、お米の代わりにパスタを使うものなどたくさんの種類があります。スペインのバレンシア州やカタルーニャ州ではイカ墨を使った真っ黒なパエリアを食べることがあり、絶品のイカ墨パエリアを提供する「Les Quinze Nits」というレストランがバルセロナにあるとのことなので、実際に行ってみました。
GRUPO ANDILANA / Hotels & Restaurants management
http://www.grupandilana.com/es/restaurantes/les-quinze-nits-restaurant
バルセロナのレイアール広場にあるLes Quinze Nitsにやってきました。
レイアール広場は観光地のランブラス通りに近いということもあり、観光客がほとんど。また、アントニ・ガウディがデザインしたガス灯があることでも知られています。
店内かテラス席を選べますが、天気がよかったのでテラス席に座ります。
店員さんに「日本人か?」と聞かれたため、「そうです」と答えると日本語のメニューを手渡されました。
たくさんの料理がある中でも、今回の目的は「コウイカのイカ墨パエリア」です。コウイカのイカ墨パエリアは税抜8.40ユーロ(約1100円)で、2名以上から注文可能。ただし、パエリアのできあがりには20分ほどかかるとのこと。
付きだしのオリーブ。
ほどよい酸味とオリーブの香りがたまりませんが、特に際立っておいしいオリーブということではなく、ごくごく一般的なもの。
約20分後に漆黒の翼くらい真っ黒なパエリアが運ばれてきました。イカ墨パエリアは一般的なパエリアの容器とは違い、そこが深めの鍋に入っています。
Nexus 5が3台以上はある大きさです。
真っ黒なパエリアの中には光り輝くほど白く見えるコウイカが入っています。
パエリアは、一見しても食べ物とは思えないくらい真っ黒。
なお、鍋の取っ手はむちゃくちゃ熱いので誤って触らないように注意が必要。
お皿に取り分けてみました。
真っ黒なパエリアの中にもコウイカが入っています。
スプーンで一口食べてみると、磯の香りが少しとイカのだしの味がしっかりとライスに染みこんでいて非常に美味。コウイカもプリッとした歯ごたえで、これなら何杯でも食べられそう。海鮮ということで日本人の舌にも合っている気がします。
イカ墨のパエリアと一緒にでてくるのがアリオリソース。
このアリオリソースをパエリアにつけて食べるとのこと。
アリオリソースを少しつけて食べると、ソースのガーリックの味とイカ墨が口の中で混ざり合い、味のレベルが何段階も上がります。
正直なところ、アリオリソースなしでは満足できないくらい、イカ墨とアリオリソースの相性は抜群。何杯もおかわりして食べ進めてしまいました。
2人でぺろりと完食。味のレベルがかなり高いため、2人で1つだともう少し食べたいと思えるほど。
おなかはパンパンですが、もう少し食べていたい欲求が満腹感を上回るくらいやみつきになります。1人600円以下で、この味と量なら安すぎるのではと思うくらいなので、バルセロナを訪れたときは行ってみるのがオススメです。
・関連記事
とろとろスペアリブのカレーやパエリアなど「ハウス食品社員のおうちカレーレシピ」のレシピ3品を作ってみました - GIGAZINE
本格的なイカスミの煮込みやイカのアヒージョが速攻で楽しめる巨大缶詰を食べてみた - GIGAZINE
世界中の屋台が集結したロンドンの「インターナショナルフードマーケット」で世界各国の料理を味わってきました - GIGAZINE
トマトやニンニクでイカを煮込んだイカのガリシア風は濃厚な味がパンに合う - GIGAZINE
IKEAがこの夏オススメするスウェーデンの伝統食材・ザリガニ試食レビュー - GIGAZINE
・関連コンテンツ