ハードウェア

ボール型ボディに8個のカメラ&マイク搭載で、撮影中の360度映像をリアルタイムで確認可能なNokia製VRカメラ「OZO」


モバイル端末メーカー・Nokiaの端末部門は2013年にMicrosoftに買収されましたが、その際に残された開発部門では「ある新しい技術」を研究していると報じられていました。開発中の技術についてこれまで明らかにされていませんでしたが、ついに現地時間2015年7月28日にプロ仕様のバーチャルリアリティ(VR)カメラ「OZO」が発表されました。

Nokia OZO
https://ozo.nokia.com/

Nokia announces OZO virtual reality camera for professional content creators | Nokia
http://company.nokia.com/en/news/press-releases/2015/07/29/nokia-announces-ozo-virtual-reality-camera-for-professional-content-creators

これがOZOの本体。ボール型の本体の表面には合計8つのカメラが付いているのが分かります。OZOはカメラとマイクを8個ずつ内蔵し、立体的な3D映像を撮影することが可能。また、専用のソフトを使えば周囲360度の3D映像をリアルタイムで確認できるとのこと。


屋外に持ち出して使っているイメージはこんな感じ。NokiaのRamzi Haidamus社長は「コンテンツ制作の現場にOZOを導入して、全く新しいVRキャプチャを作り出すことにとても興奮しています。OZOはプロのクリエイターに使ってもらうことでVRの世界に次の革新をもたらすことを目指しています。VR技術は近い将来、人々のコミュニケーション方法をより高めるものになるだろうと我々は考えていて、OZOがその新しい世界の中心となるでしょう」と語っています。


OZOの詳細は以下のムービーでも見ることができます。

Introducing OZO: The new Virtual Reality Camera from Nokia - YouTube


側面にはNOKIAのロゴと……


マイク用なのか、7つの小さな穴が開けられています。


カメラにズームインしてみるとこんな感じ。Nokiaは「OZOはプロ向けのツールである」としていて、ハリウッドの映画撮影やメディア、広告産業などにOZOを導入することを目指しているとのこと。


スライドスイッチで電源オン。


ムービー録画中は録画ボタンの周囲が赤く光るようです。


OZOは2015年7月28日にロサンゼルスで行われた娯楽産業に関するイベントで初披露されたもの。The Vergeは、発表会会場でOZO本体の外観を撮影しています。

スタンドに取り付けられたOZO。本体下部には一脚や三脚用のネジ穴がついていて、スタンダードな三脚マウントに取り付けることができるとのこと。


下から見上げたところ。背面は完全な球形ではなく、なにやら突起が飛び出しています。


横から見た様子。The Vergeによれば、OZOの大きさはメロンほどのサイズで、重量は約6ポンド(約2.7kg)程度とのこと。


背面の突起には「NOKIA」のロゴがプリントされています。


OZOの市場価格や詳細なスペックは今後発表される予定で、出荷は2015年第4四半期になる見込みです。

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in ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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