インタビュー

爆乳の女の子が興奮すると武器に変身するというぶっ飛んだ設定が斬新な「VALKYRIE DRIVE ヴァルキリードライヴ」インタビュー


2015年3月に開催された「AnimeJapan2015」で発表された「VALKYRIE DRIVE ヴァルキリードライヴ」は、「爆乳過ぎるキャラクターたち」や「精神的に興奮すると肉体組織が変容し体が武器へ変わるという設定」をベースにTVアニメ、コンシューマーゲーム、ソーシャルゲーム、フィギュアと展開されるメディアミックスプロジェクトです。アニメにはおっぱいクリエイターの肩書を持つ金子ひらく監督を、ゲームには爆乳プロデューサーの異名を持つ高木謙一郎プロデューサーを迎え、プロジェクトのテーマの1つである「おっぱい」への気合はものすごいものがあります。

発表されたばかりでまだまだ謎の多い「VALKYRIE DRIVE ヴァルキリードライヴ」について、「マチ★アソビ vol.14」で金子監督と高木プロデューサーに加えてアニメ「VALKYRIE DRIVE -MERMAID- ヴァルキリードライヴ マーメイド」の処女(とこのめ)まもり役を演じる井澤美香子さんにインタビューを実施し、進行中のプロジェクトの詳細や、「おっぱい」に対する果てしない探究心などを根彫り葉堀り聞いてきました。

「VALKYRIE DRIVE ヴァルキリードライヴ」 プロジェクト
http://valkyriedrive.jp/


TVアニメ「VALKYRIE DRIVE -MERMAID- ヴァルキリードライヴ マーメイド」公式サイト
http://valkyriedrive.jp/anime/


VALKYRIE DRIVE -BHIKKHUNI- ヴァルキリードライヴ ビクニ
http://valkyriedrive.marv.jp/bhikkhuni/


VALKYRIE DRIVE -SIREN- ヴァルキリードライヴ セイレーン
http://valkyriedrive.marv.jp/siren/


GIGAZINE(以下、G):
まずは、読者の中にVALKYRIE DRIVEを全く知らない人もいるので、みなさんがどういった形でプロジェクトに関わっているかを教えていただけますか?

金子ひらく監督(以下、金):
テレビアニメ版の「VALKYRIE DRIVE -MERMAID-」で監督およびキャラクターデザインを務めています。「おっぱいクリエイター」としてご紹介していただいた通り、同ジャンルのアニメを多数手がけていまして、今作でも自分のおっぱいへのこだわりをこれでもかと言わんばかりに表現しています。

井澤美香子さん(以下、井):
私は金子監督の「VALKYRIE DRIVE -MERMAID-」に登場するヒロイン・処女(とこのめ)まもりちゃんの声を担当させていだたいています。

高木謙一郎プロデューサー(以下、高):
僕はゲーム版の「VALKYRIE DRIVE –BHIKKHUNI-」のプロデューサーをやらせてもらっています。ゲームのストーリーやキャラクターの設定やデザインを作るなど、どんなゲームにするのかといったゲームのシステム部分も決めたりしています。絵を描いたりするのではなく、プロジェクト全般に力を注乳(注入)しているという感じです(笑)


G:
金子監督と井澤さんがアニメ版に、高木プロデューサーがゲーム版に携わっているということですね。アニメとゲームと、さらにソーシャルゲームの3つのプロジェクトが同時並行で進んでいるというわけなんですが、アニメとゲームは全く違う作品に仕上がるのでしょうか?

高:
全く違うというわけではないです。プロジェクトのベースとなる部分、例えば「女の子が興奮すると体全体が武器に変化する」とか「5つの人工島が舞台」といった基本的なところはアニメやゲームも同じです。根本的な設定部分以外のところは、いろんなクリエイターが自由にやらせてもらっています。

G:
作品のベースは一緒だけれども、ベクトルが違うという感じでしょうか?

高:
そうですね。今はアニメとゲーム、ソーシャルゲームという3つの違うプロジェクトで進行していますが、いずれはコラボレーションして何かできればなと思っています。

G:
そもそも、ベースとなるVALKYRIE DRIVEというプロジェクトはどういった経緯で始まったのでしょうか?

高:
もともとは、金子監督や、プロジェクト全体の世界観やストーリー原案を担当された黒田洋介さんといった方の間でアニメに関するお話があったんですね。それまでにもみなさんといつか一緒にできればいいね、って話してたこともあって、僕の方に声をかけていただきました。お話をもらったメンバーの今までの作品とか作風を考えても、ものすごく相性がよさそうだし、これは何か面白いものができるんじゃないか、というところが発端ですね。


G:
そのお話が出てきたっていうのはいつ頃なんでしょうか?

金:
大体1年半くらい前のことでしょうか。2013年末から2014年頭くらいだと思います。

高:
そこから話をどんどん詰めていって、2015年3月21日に東京ビッグサイトにて開催された「AnimeJapan 2015」でプロジェクトの発表を行った次第です。

G:
プロジェクトの詳細や先ほど行われたイベントを見てもやっぱり「おっぱい」というのが、作品を構成する重要な要素になっていますよね。金子監督のTwitterでも「おっぱい」や「乳」という表現がすごく使われていますが、金子さんのおっぱいに対するすさまじいまでのこだわりは何かきっかけがあるのでしょうか?

金:
うーん、よく聞かれるんですけども、気づいたらそういう人間になっていたという(笑)

G:
気づいたらですか?若いときからおっぱいに対して一般男性よりも興味を持っていたのでしょうか?

金:
僕は中学生時代にマンガイラストクラブに入っていて、そのときに「ダーティペア」というアニメが好きで、そのキャラクターの絵ばっかり描いていて。描いたキャラクターのおっぱいが、どうも元の絵よりもすごく大きかったたみたいで、友人にからかわれたことがありました。そのときに「あれ?」って思ったのを覚えていますね。

井:
中学のころからもう片りんが……。

金:
それがきっかけと言えるかはわからないですが、自分で気づき始めたのが中学生の時期という感じかな。

G:
その後段々と、描くおっぱいのサイズが大きくなっていったんですか?

金:
はい。いろんなマンガ家さんとかイラストレーターさんの描いた絵や造形を段々と現実的な視点から見ていくようになりまして。具体的に言うと、重力だとか皮膚のしなりとか、引っ張り具合とかですね。そういった視点からおっぱいを見ていると、次第に自分の中で「リアリティを求める中でどこまで大きく描けるのか」というのを追求するようになり、クイーンズブレイドカトレアみたいなキャラクターが生まれたわけです。


G:
中学1年生のときからずっとおっぱいに対する知的好奇心を持っていたということですね。

金:
そうですね。意識し出したのは中学生よりもっと前かもしれないですが、その辺りは記憶が曖昧で。

G:
そういった監督のこだわりというのがVALKYRIE DRIVE -MERMAID-でもアクセル全開でこめられていると?

金:
もちろん今までの作品でも僕のやりたいことを表現させてもらっていますが、やっぱりテレビアニメって物量がすさまじくて、それが短時間で放送されることで、僕のこだわりを表現しきれない部分が少なからずありました。でも、今回のVALKYRIE DRIVE -MERMAID-では、かなり自由にやらせていただいていることもあって、「本当にこだわりまくっているんだぞ!」という作品作りができています。こだわりすぎてしまい、わがままを言ってスタッフを困らせてしまうこともあるんですけどね(笑)

G:
VALKYRIE DRIVE -MERMAID-に込めた監督のこだわりを教えて下さい。

金:
今回は特別におっぱい専門の作画監督をたてています。

井:
えっ!?それ専門のですか?

金:
そうなんです。

G:
す、すごい……。

金:
例えば、絵コンテを描いているときにどうしても胸が揺れそうだという時には、おっぱい専門の作画監督に該当するカットをまかせたり、原画担当がアドリブであげてきたものを彼に回したりしています。その作画監督っていうのが、僕が唯一信頼を置いているアニメーターなので、「彼に任せる」というのが「僕のこだわり」に直結しているんです。


G:
ものすごい気合の入りようですね。アニメがこれほどまでに気合の入っている作品だと、ゲームの方にも相当なプレッシャーがかかりそうですが、その辺りはいかがでしょうか?

高:
うーん、プレッシャーがかかるというよりは一緒に切磋琢磨してがんばろうという気持ちになります。乳同士がこすれあって摩擦が起こるといいますか(笑) 負けられないぞ、と僕も気合が入りますね。

G:
金子監督と高木プロデューサーは、作品の制作過程で実際に会って意見交換したりというのはあるのでしょうか?

高:
あまりないですね。作品の中身について話すっていうのは、「マチ★アソビ」みたいなイベントのときにご一緒するときだけです。


G:
なるほど。「VALKYRIE DRIVE」というタイトルだけ見ると、かっこよくておっぱい的な要素をあまり感じないのですが、これは何か狙いがあるのでしょうか?

高:
プロジェクトが始まったばかりのころは、全く違うタイトルでしたよ。

金:
最初は「アームドガールズ」というすごいシンプルなタイトルでした。

高:
実は「VALKYRIE DRIVE」という名前が最初に決まったのはゲーム版なんです。わかりやすさとかっこよさを意識した名前になっていて、ゴロもいいし。女の子がドライヴ(興奮)して何か起こる、という意味合いもあります。

G:
なるほど。ストーリーの「精神的に興奮すると肉体組織が変容し体が武器へと変わる」というのは、どういったことから生まれた設定なのでしょうか?

金:
最初に「女の子が武器に変身する」という大前提の設定を決めまして。ただ、これだけだとそんなに真新しいことではないですよね。そこから、僕が作っていたシナリオの資料を見て黒田さんが考案しました。やはり作品を作る上で、必然性のあるストーリー設定というのは非常に重要です。女の子が武器に変身するのには、誰しもが納得できるような理由がないとストーリーは崩壊してしまうんです。


「なぜ女の子が武器化してしまうのかという部分と、作品の要素であるおっぱいという部分がちょうどよくマッチするのは?」というのを突き詰めていった結果、「女の子が興奮すると武器化する」という設定につながったんです。

G:
公式サイトとかマチ★アソビでのイベントを見ていると、どうしても「おっぱい」という要素に目がいってしまうんですけど、それ以外の部分の完成度も非常に高くなっていると聞きました。

高:
入口としておっぱいというセクシャルな要素がありつつ、中身は友情ドラマというか、熱血マンガのような熱いお話になっています。武器化する女の子と、その武器を使う女の子のペアが中心になるので、彼女たちの戦いであるとか、他の人とペアを組んだときの心境の変化というような、細かい部分も描いています。

G:
アニメ版のPVではバトルシーンも多く見られました。セクシャルな部分だけでなくバトルシーンの表現にも力が入っていそうです。

金:
やはり女の子が武器化するのだから、濃いバトルシーンを描きたいですね。ただなかなか難しい作業でもありまして……。

G:
どういった部分が難しい、あるいは苦労しているパートなんでしょうか?

金:
女の子を描くのはかなりデリケートな作業で、デッサンにおいても非常に気を遣います。そこに武器という、これまた描きづらいものを加えて、アクションさせるというのは現場的にもハードですね。

G:
なるほど。アニメ版「VALKYRIE DRIVE -MERMAID-」について井澤さんにお伺いします。今回井澤さんが演じる処女まもりちゃんというのは、どういったキャラクターでしょうか?

井:
まもりちゃんは、すごくかわいらしい女子高生で、おっとりした性格の反面、まっすぐで真面目な一面も持ち合わせています。最初はいろいろトラブルに巻き込まれてほんろうされてしまうんですけど……。

金:
かよわいんだけど、許せないこととか、見過ごせないこととかに対してはきちんと声を上げられる、正義感の強い女の子だよね。

井:
はい。いろんなことを経験しながら段々と強い女の子に成長していくのもまもりちゃんの魅力の1つです。

井口裕香さんが演じる敷島魅零と、井澤さんが演じる処女まもり。


G:
処女まもりちゃんは、名前がかなりぶっ飛んでいますが、VALKYRIE DRIVE -MERMAID-のオファーが決まったときの率直な感想をお聞かせください。

井:
一番やりたいと思ってたのが実はメイフォンさんという別のキャラクターだったんですね。だから、最初はメイフォンさんだけのオーディションを受ける予定でしたが、ありがたいことにまもりちゃんのオーディションを受ける機会もいただきまして。まもりちゃんはすごく魅力的な一方で、キャラクター設定を見たときに「私には向いてなさそうかな」って思ったんです。メイフォンさんは、どちらかというと自分に近い性格をしていると感じていたのでやりやすいという印象がありました。


だから、まもりちゃんに受かったっていう結果を聞いた時はすごくびっくりしました。でも、びっくりした反面、かわいいまもりちゃんを担当させてもらえるのがすごくうれしかったです。

高:
オーディションでは、井澤さんがまもりちゃんで満場一致でしたよ。

井:
本当ですか!?

高:
それもかなり早い段階から。みんな「井澤さんが絶対合ってる!」って言ってました。

井:
え-!?期待に応えられるようにがんばります!

金:
井澤さんは本当にがんばってくれています。

井:
ありがとうございます!金子監督はイベントでは暴走するような感じでしたけど、現場では演技に関するいろんなアドバイスをくれたりするので私としても大変助かっています。

G:
そうなんですね。

金:
いえいえ(笑) キャラクターや演技に関することで、ここまで多く質問してくれる役者さんはなかなかいないので、僕としても大変うれしいです。

G:
現場の雰囲気がこちらにも伝わってくるようです。では、最後にGIGAZINE読者に向けてメッセージをお願いします。

高:
1つのプロジェクトでアニメ、ゲーム、ソーシャルゲームといったさまざまなコンテンツが登場するところが、VALKYRIE DRIVEプロジェクトの面白いところ。例えるなら最高の料理人が1つの食材を使って色んな料理を作るという感じなので、料理の食べ比べをするみたいに、コンテンツを楽しんでほしいですね。

金:
キャラクターの胸にも注目してほしいのですが、処女まもりや敷島魅零といったキャラクターが過酷な運命にどう立ち向かい、自分たちの力で道を切り開いていくのか、そういった部分にも注目してもらいたいです。かわいい女の子たちとシリアスなストーリー、そして華麗なアクションが音楽を奏でるように絡み合うので、みなさん是非見て下さい。

井:
私が演じるまもりちゃんは、今までに演じたことのないキャラクターで、私の中でチャレンジのような意味合いもあります。まもりちゃんが物語を通して成長するように、私もこの作品を通して成長できたらなと思います。キャラクターだけでなく、ストーリーもすごく魅力あふれるお話で、はまれるポイントがたくさんあるので1人でも多くの人に見ていただけたらうれしいです。

G:
本日はありがとうございました。

アニメ「VALKYRIE DRIVE -MERMAID- ヴァルキリードライヴ マーメイド」、ゲーム「VALKYRIE DRIVE –BHIKKHUNI-」共にキャラクターやストーリーなど見どころがたくさんありそう。また、金子監督や高木プロデューサーのおっぱいに対するこだわりは、想像をはるかに超えるもので、そちらにも注目したいところです。放送開始日や発売日に関する正式な発表はまだありませんが、公式サイトが公開されているので、気になる人はそちらも合わせてチェックしてみてください。

「VALKYRIE DRIVE ヴァルキリードライヴ」 プロジェクト
http://valkyriedrive.jp/

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in インタビュー,   アニメ,   ゲーム, Posted by darkhorse_log

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