両側曲面ディスプレイ&独自開発64bitオクタコアSoC搭載の「Galaxy S6 edge」レビュー
2015年4月23日(木)から、Galaxyシリーズのフラッグシップ機である「Galaxy S6」「Galaxy S6 edge」がドコモとauから発売されました。GIGAZINE編集部では両端がカーブしたエッジディスプレイを採用した「Galaxy S6 edge」をゲットしたので、さっそく曲がったディスプレイの使い心地や性能を確かめてみることにしました。
Galaxy S6 edge | スマートフォン | Galaxy
http://www.samsung.com/jp/product/galaxys6edge/
docomo Galaxy S6 edge SC-04G | 製品 | NTTドコモ
https://www.nttdocomo.co.jp/product/smart_phone/sc04g/index.html
◆外観チェック
docomoショップで「Galaxy S6 edge SC-04G」をゲットしてきました。
紙袋の中には、「Galaxy S6 edge」とSIMカードの他にショップからのおまけとしてイヤホンも入っていました。
箱を開封します。
グリーン エメラルドのGalaxy S6 edgeが登場。
内容物は説明書類・Galaxy S6 edge本体・外付けテレビアンテナケーブル・SIMスロットピン・イヤホンです。充電アダプタおよびUSBケーブルは入っていません。
保護シートをペリペリ剥がします。
手に持ってみるとこんな感じ。両端が曲面ディスプレイになっていることが分かります。
裏面はこんな感じ。あまりグリーンっぽく見えませんが……
少し角度を変えると色が変化しました。ガラスとメタルを融合し、光の当たる角度によって色が変わる不思議な質感になっていました。
天板にはSIMスロットと、TVリモコンとして使う際の赤外線送信口。
左側面には音量ボタン。ディスプレイがサイド部分にまで巻き込んでいるのがわかります。
右側面には電源ボタンのみで、SDカードスロットはなし。
底面にはイヤホンジャック・Micro-USB端子・通話用マイク・スピーカーが配置されています。
ディスプレイの上には、左からLEDインジケータとライトセンサー、そして500万画素のフロントカメラがありました。
下側の中心には指紋認証に対応のホームボタンがあり、左脇にメニューボタン、右脇に戻るボタンがあるのは一般的なAndroid端末とは並び方が逆です。
背面を見ると、これまでのGALAXYシリーズにあった「Samsung」のロゴが姿を消し、代わりに「docomo」のロゴがプリントされています。「Galaxy」のロゴも従来とは違うテイストのデザインになっている様子。その他にもNFCやワイヤレス給電「Qi」のマークを見ることができます。
1600万画素のリアカメラと、その横にはLEDフラッシュと心拍数モニターがついています。カメラはリア・フロントともにF値1.9という明るいレンズを搭載。
横から見ると少し出っ張っているのが少し気になるところ。
ガラス製の曲面ディスプレイで背面もガラスなので破損が心配になりますが、SamsungはGalaxy S6シリーズでゴリラガラス4を採用しており、落下テストでも壊れにくいことをムービーで公開しています。
[Galaxy S6 and S6 edge] Drop Test (Side and Back) - YouTube
5.1インチディスプレイのGalaxy S6 edgeと、5.5インチディスプレイのiPhone 6 Plusを比べてみるとこんな感じ。
厚さ7.1 mmのiPhone 6 Plusの上に厚さ7mm(最厚部約8.4mm)のGalaxy S6 edgeを重ねたところ。Galaxy S6 edgeのほうが横幅は小さくなっています。
本体正面のSIMカードスロットを開け、ドコモnanoUIMカードを装着。
電源を入れると、Googleアカウント設定、ドコモID設定、Galaxyアカウント設定のセッティングが始まるので、必要なものを設定しておきましょう。
◆デュアル曲面エッジディスプレイ
設定が完了し、GIGAIZINEのトップページを表示させてみました。輝度を最高にすると思わず目を見張るほどの美麗さなのですが、やはり注目ポイントは曲面ディスプレイ。曲がったディスプレイの端っこまでページが表示されているのが分かります。
ボタンなどが曲面に差し掛かっていることがあるので、最初のうちは少し操作感に戸惑うかもしれません。
なお、曲面ディスプレイのエッジ部分には、よく使う連絡先を登録しておくことが可能。まずは曲面ディスプレイの右端から左へスライドすると……
5つの連絡先の登録ボタンが表示されるので、どれかに登録しておけば、エッジ部分をスライドするだけですぐに特定の人へ連絡できるわけです。
また、電話やメールの着信があると右端のエッジにボタンが表示され……
左へスライドすると、ボタンがにょきにょきと伸びて通知の詳細を確認したり、電話をかけ直したりすることができます。
なお、曲面ディスプレイから着信通知を確認している様子は、以下のムービーから見ることができます。
「Galaxy S6 edge」の曲面ディスプレイで着信通知と連絡先を呼び出してみた- YouTube
さらに、曲面ディスプレイを活かし、本体を伏せた状態で着信があった場合に横からでも着信が分かるように点灯する機能も搭載しています。
下へスライドすると、その時に届いている着信通知や……
最新のニュースフィードをちょこっと読むことが可能。
ディスプレイをオフにした状態で曲面ディスプレイに通知やニュースフィードを表示させている様子は以下のムービーから見ることができます。
「Galaxy S6 edge」の曲面ディスプレイで通知を表示 - YouTube
ディスプレイを伏せた状態で着信があると、横からでも着信が分かるように点灯する機能も搭載しています。
・カメラ
カメラはホームボタンを2回押すとクイック起動が可能。約2秒で撮影可能になるので、突然のシャッターシーンにも対応できます。
フロントカメラ撮影時は、リアカメラの隣にある心拍数センサーに指を置いて……
指を離すとシャッターを切るという機能もあります。
・充電
Qi、またはPMA規格に対応しており、ワイヤレス充電が可能なのが便利なところ。編集部にあるNexus用のワイヤレス充電器でも問題なく充電することができました。ただし、有線充電時でも発熱量が大きいのですが、ワイヤレス充電だとビックリするほど熱くなる点は要注意。
・スペックとベンチマーク
Galaxy S6 edgeは独自開発の64bit対応オクタコアCPUを搭載し、3GBのメモリ(RAM)を搭載するハイエンドモデルのスマートフォンとなっています。docomoの製品ページにあるGalaxy S6 edgeのスペックは以下の通りです。
というわけで、AnTuTu Benchmarkでベンチマークテストを実施。なんと6万近くのスコアをたたき出し、ランキングはぶっちぎりの1位。
詳細は以下のようになっていました。
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