「Apple Watch」の容量は8GBなのに保存可能なのは音楽2GB、写真75MBまで

Apple初となるウェアラブル端末の「Apple Watch」がついに2015年4月10日から予約受付を開始することが明らかになりましたが、9to5Macにより、同端末の容量は8GBである一方で、ユーザーが保存できる音楽は2GB、写真は75MBまでであることがわかりました。

Apple Watch includes 8 GB of storage, allows 2 GB of music and 75 MB of photos | 9to5Mac
http://9to5mac.com/2015/03/10/apple-watch-includes-8-gb-of-storage-allows-2-gb-of-music-storage-and-75-mb-of-photos/

Appleの腕時計型ウェアラブル端末のApple WatchはSport、Watch、Editionという3種類のラインアップがあり、容量は種類を問わず8GBです。しかしながら、Appleに確認をとった9to5Macによると、ユーザーが使用できるのは楽曲を保存する場合が2GBまでで、写真を保存する場合は75MBまでとのこと。なお、写真はApple Watchに保存されるのでなく、搭載されているアプリ「Photos」に保存されます。

Apple Watchに保存した楽曲や写真は、Apple Watch上で再生および閲覧することができ、iPhoneとの接続を必要としません。例えば、ジョギングに行くだけならiPhoneを携帯せずともApple Watchで音楽を再生することが可能です。

2GBで保存可能な楽曲数は約200曲なので、iPodに保存されている楽曲を全て保存するには不十分であり、Apple WatchがiPodに置き換えられることはなさそう。Apple WatchとiPhoneをBluetoothで接続すれば、iPhoneに保存されている楽曲をApple Watchで聞くことが可能なので、音楽を思う存分楽しむにはiPhoneと連携させるほうがいいかもしれません。

写真の保存上限が75MBなのはかなり厳しいですが、9to5MacがAppleに確認したところ、「お気に入りの写真だけApple Watchに保存してほしい」とのこと。また、写真はApple Watchへの保存時にリサイズされ、ファイルサイズがオリジナルよりも少なくなるので、100枚くらいは保存できるそうです。

音楽や写真の保存容量を除いても約6GB余っているわけですが、余っている容量はOSやアプリ、設定のためのデータやアプリのキャッシュを保存するのに使用されます。やはり、Apple Watch魅力を最大限に引き出すには、単体でではなく、iPhoneなどのApple製品と連携させて使うのがベストと言えそうです。