レノボがSuperfish自動削除ツールを提供開始、WindowsDefenderも対応する見込み

By Rob Pegoraro

Lenovo製のPCにプリインストールされていたソフト「VisualDiscovery(Superfish)」は非常に危険なセキュリティホールであることが指摘されていましたが、Lenovoが公式にSuperfishの自動削除ツールを提供開始し、Microsoft製のセキュリティツール「Windows Defender」でもSuperfishの検知や削除に対応する見込みであることが明らかになりました。

Lenovo Newsroom | Updated Lenovo Statement on Superfish
http://news.lenovo.com/article_display.cfm?article_id=1931

Superfishがセキュリティホールになる危険性を指摘された後にLenovoが出したステートメントでは、手動でのSuperfish削除方法の他に、Superfishと自己署名証明書を自動で削除するツールを公開したことを明かしています。

Superfishがインストールされている可能性があるのは、2014年夏以降に販売されたLenovo製のノートPCのうち、E/Flex/G/M/S/U/Y/Yoga Zシリーズのモデルで、「ThinkPad、ThinkCentre、Lenovo Desktop、ThinkStation、ThinkServerおよびSystem x製品には影響ありません。」と述べています。

Lenovoが公開した自動削除ツールは、Lenovoの日本語ページ上でも公開されています。

Superfishのアンインストール方法 - Lenovo Support (JP)

また、LenovoはMcAfeeやMicrosoftと共同でSuperfish製のソフトウェアを検知・削除するためのツールや技術を開発中であると述べており、イタリア人セキュリティコンサルタントのFilippo Valsordaさんによれば、Microsoft製のセキュリティツール「Windows Defender」のバージョン1.193.444.0にて、Superfishの検知・削除に対応するようです。