金沢カレーの元祖を名乗り東京未進出のターバンカレー本店に行ってみた

金沢は石川県にある北陸を代表する都市ですが、とんかつなどを載せた金沢発祥のB級グルメが「金沢カレー」です。ゴーゴーカレーなどの金沢カレーを提供するお店が全国に増えてきましたが、金沢駅からアクセスが良く、一度本場の味を食べて見たかったので「ターバンカレー」に行ってみました。

ターバンカレー | 元祖金沢カレーはターバンカレー
http://www.turbancurry.com/

ターバンカレー本店の住所は「石川県金沢市広坂1丁目1−1−48」で、金沢市役所、金沢21世紀美術館、兼六園などが近くにあり、近くのバス停は香林坊など。


ターバンカレー本店に到着。当日は雪が降っていました。

お店の前でも商品をアピール。カツやカレーは毎日仕込んだものを使用しているそうです。

店内はカウンター席と……

対面のテーブル席が用意されておりやや狭め。

今回はカウンター席に座ってみることに。

カウンター席からは年季の入った鍋が見えます。

メニュー表はいたってシンプルで、一番安いターバンカレーの小で税込500円で、ウインナー・ハンバーグ・ロースカツがついたLセットの特大は税込1080円。

期間限定でカキフライカレーも販売しており、無料でマヨネーズもかけてくれるとのこと。迷った挙げ句、王道のオススメナンバー1のLセット(税込880円)をマヨネーズをかけたものとそうでないものの2つを注文。

待っていると5分もしないうちに、メニューが到着。

Lセットはカレーが見えないほど大きなロースカツが載っています。

マヨネーズがけを注文すると、お好み焼きのように全体にマヨネーズで線を描いてくれます。

ロースカツの上には、カレーでなくソースがかかっています。

横から見ると、カツはそこまで厚みがあるわけではありませんでした。

ウインナーはやや縮こまっています。

ハンバーグにもソースがかかっていました。

ルーは色が濃くドロッとしており、野菜などが溶け込んでいるそうです。

千切りのキャベツが載っていたり……

先割れのスプーンが使われているのも金沢カレーの特徴の1つ。

まずはカレーとごはんを食べてみると、野菜がたっぷり入っているため、野菜の甘味や旨味がしっかりと感じられる作りになっていますが、辛味は市販の中辛のカレーよりも少し辛く、メリハリのある味に仕上がっています。味はやや濃いめですが、この濃厚さはハマる人はハマりそうな味です。

ソースが付いたカツは、ソースからもスパイスの味が感じられ、ころもはサクサクとした食感。揚げたてを素早く提供するためか、ややカツは薄いものの、豚の旨味が閉じ込められています。もちろんカレーと一緒に食べても相性は抜群です。

マヨネーズが付いたものも食べてみると、コクが加わりよりパンチのある味に変化。コクだけでなくマヨネーズにはほのかに酸味があるので、カレーの味がマイルドになりました。

カツは薄いものの、大きめのサイズなのでボリュームがありました。

口がコッテリしてきたら千切りのキャベツを食べてリフレッシュ。現地の人はカレーと一緒にはキャベツを食べないという話もありますが、さっぱりしたキャベツとカレーの相性もいい感じ。

ハンバーグは合い挽き肉を使っているようで、表面がカリッとした食感で、かむと肉汁がたっぷり出てきます。かなり大きいのでボリュームがありました。

ウインナーはよく焼かれており、表面がパリパリとした食感で、中から肉汁がじゅわっと溢れ出します。カツ・ハンバーグ・ソーセージといずれも豚肉を使った料理ですが、調理方法が違うとそれぞれ味が違い、カレーと一緒に食べると印象がそれぞれ異なるので、3種類のトッピングと一緒にカレーを食べるという体験はなかなか面白い体験といえそうです。

なお、ターバンカレーの営業時間は月曜日から金曜日が11時から19時までで、土日祝日は11時から16時まで。金沢の中心街からも近いので、観光のついでに昼食などを取る際にオススメです。