バレンタインを目前にチョコレートを使ったソフトクリーム&アイス約40種類を阪急百貨店で買いまくって食べてみました

バレンタインまであと約2週間になり、コンビニやスーパー百貨店などでコーナーが作られるようになっていますが、特にレパートリーが豊富なのが大阪にある阪急うめだ本店です。1月28日から2月14日までの期間限定で、100ブランド以上のチョコレートや、会場でしか食べられないソフトクリームや持ち帰りのアイスなどを60種類近く取りそろえているとのこと。チョコレート全種類を制覇するのは難しそうですが、アイスなら……ということで、チョコアイスを片っ端から食べまくってみました。
阪急のバレンタイン - 阪急百貨店
http://www.hankyu-dept.co.jp/honten/h/valentine/
阪急うめだ本店に到着。

さっそく9階のイベント会場に行くと、バレンタインチョコレート博覧会という形で様々なチョコレートが販売されていました。

祝祭広場にもたくさんのお店が建ち並んでいます。

まずは会場内に入り、会場限定のソフトクリームを食べてみます。

明治の「100%ChocolateCafe.」は、ホワイトとチョコの2種類のソフトクリームを販売。

ホワイトはミルクの味が強くチョコの味は薄めで、柔らかいものの不出来のためかやや粒子が粗め。

チョコはあまりクリームの味がせず、ガツンとチョコが前面に出た味で対称的な作りになっていました。

続いては大阪の心斎橋にある「エクチュア」のビターチョコレートとミルクチョコレートのミックスを食べてみます。

単一色のように見えますが、左がわずかにチョコの色が濃いビターチョコレート・右がミルクチョコレートになっています。両方ともカカオの脂肪分が高いせいか、チョコの味が非常に濃厚な作りになっていました。

「ベルアメール」でもビターとホワイトのミックスを注文。

カカオ分56%のビターチョコを使っているだけあり、とても濃厚で甘味を感じないほどですが、あっさり目で、バニラが使われたミルク味のソフトクリームと一緒に食べるとちょうど良いくらいの濃さになります。

続いては辻口博啓がショコラティエを務める「ル ショコラ ドゥ アッシュ」のプレミアムソフトクリーム

乳脂肪分・チョコの味とも強く、甘味は強くないものの非常に濃厚な味に仕上がっていました。

カファレルのチョコレートはナッツ入りのジャンドゥーヤを使い、ラズベリーソースも使った凝った一品。

このお店はカップのみの提供で、2月3日(火)までしかソフトクリームを扱っていないので注意。

チョコレートとナッツの組み合わせが非常に濃厚で、ラズベリーソースの酸味が加わることでバランスを取っているような印象。下の方にはスポンジのような部分も入っていました。

ベルギーの「ピエールマルコリーニ」は、ソフト ショコラ フレーズという商品を販売。

左のナッツのような濃厚さがあるチョコレートと、右のミルクが多めの部分を食べるとちょうどいい味。最もチョコの味が濃厚に感じられたので、濃いチョコの味が好きな人にはオススメ。

イタリアの「BABBI(バビ)」のソフトクリームには最も長い行列ができていました。

ヘーゼルナッツとチョコレートをミックスしたソフトクリームになっていましたが、他のソフトクリームに比べてチョコのアロマよりもクリームの味が強く、人によってはややチープに感じられるかも。

「カカオサンパカ」は「ジャラッツ」と言う名のソフトクリームを売っています。

カカオの味が強めで、甘さは控えめ。会場内のどのソフトクリームも甘みが目立つものはほとんどなく、チョコレートの味が強調されているようです。

続いては会場内で売っているチョコアイスクリームを食べてみます。まずは隣り合わせている「パティスリーラヴィルリエ」と「グラッシェル」へ。

パティスリーラヴィルリエのショコラは、見た目や「ショコラ」の名の通りかなりカカオの風味が強い仕上がりで、今回食べた中でも特に「チョコが好きな人のためのアイス」といった印象。

グラッシェルのアロマショコラは、洋酒のような味が感じられ大人の味わいです。

続いてはニューヨークが本店のチョコレートショップ「マリベル」へ。

ここのチョコレートはデザインがとてもキレイです。

ダークチョコレートは、名前の通り濃厚でチョコレートも強烈ですが、甘味は目立たないものの砂糖もだいぶ入っているように感じられました。

続いては、お持ち帰りのアイスクリームのコーナーで、目に付いたチョコレートが入っているアイスクリームを買いまくることに。

チョコが入っているアイスをそろえたところ、全部で34種類。

まずは「ゴディバ」のタルトのようなアイスを食べてみます。

「抹茶&ホワイトチョコレート」は、抹茶の味はそれなりにするものの、甘味が強く、ホワイトチョコレートの味は感じにくい作り。タルトはサクサクした食感で、アイスとも良く合っていました。

「ラズベリー&ダークチョコレート」も、チョコレートの味がラズベリーよりも弱めでどちらかというとラズベリーが主体。

「ストロベリー&ホワイトチョコレート」は、ストロベリーの味がホワイトチョコレートよりも強く甘さも強いため、チョコを期待するとやや肩すかしを食らうかもしれませんが、濃厚なチョコとベリーの甘酸っぱさは王道の組み合わせで、おいしくないわけがありません。

ヘーゼルナッツチョコレート&柚子は、ヘーゼルナッツチョコよりも柚子が強く、酸味が感じられるさっぱりとした味でした。タルトは全体的にチョコではない素材が強いようでした。

ゴディバのカップアイスも食べてみます。

「ベルジアンダークチョコレート」はチョコもミルクもとにかく濃く、「これぞゴディバ」という濃厚な仕上がり。砂糖は控えめなので、カカオの味も際立ちます。

「カカオバニラ」は卵の入ったカスタード風味のバニラアイスに、サクサクとした食感のチョコチップがいい感じ。

「クラシックミルクチョコレート」は「ミルク」と言う名前が入っているものの、マイルドさはなくチョコが濃厚でした。

「ミルク チョコレートチップ」は、濃いめのチョコレート味のアイスにサクサクとした食感のチョコレートチップが入っています。

「ヘーゼルナッツ チョコレートチップ」は、ヘーゼルナッツナッツの味が際立ち、チョコレートの味はそこまで強く感じられませんでした。

ラズベリー果汁15%という、「ダークチョコレートラズベリー」は、むちゃくちゃ濃厚なチョコレートの向こうにかすかなラズベリーの甘酸っぱさを感じる一品。

「ストロベリー チョコレートチップ」は、いちごの味は良く感じられ、あっさりしたハーゲンダッツのような味。チョコの味は微かに感じられます。

アールグレイは香りや味が際立っており、そこにパリパリとしたチョコレートチップが加わります。一瞬「合うのか?」と思う組み合わせなのですが、非常にマッチしていて口どけもグッド。

続いては大阪にある「ロワール」の生チョコ入りアイスクリーム。

「ロワール生チョコ入りアイスクリーム」は、チョコレートの脂肪や牛乳の味も濃いパンチが効いた味。真ん中の柔らかい生チョコの部分は、クリームの味がやや安っぽい気もしました。

「バニラ」は卵が入ったバニラアイスと、クリーム感の強いチョコレートの組み合わせ。

「クッキー&クリームキャラメル」は、真ん中が生キャラメルになっており、柔らかい食感が楽しめます。チョコチップの味はやや薄いので、キャラメルが主体のアイスクリームといえそうです。

「抹茶」は、驚くほどに抹茶の味が濃厚で、生チョコの味をかき消すほどのメリハリが効いた味に仕上がっています。

「ピスタチオ」はかなりピスタチオの味が濃く、入っているホワイトチョコの味を感じさせないほどでした。

生チョコ発祥の店という千葉県富里の「SILS MARIA」は、2種類のアイスを用意。

「ミルクチョコレート」は乳脂肪分が強く、チョコレートの味も濃厚です。

「ビターチョコレート」はミルクチョコレートよりさらに濃厚。生チョコレートというとクリームが多いイメージがありますが、あくまで主役はチョコでした。

「テオブロマ」は東京にあるショコラトリーで、チョコレートとチョコレートラテが売られていました。

「チョコレート」は専門店のアイスにしてはチョコの味があっさりめ。使っている糖類が違うせいか甘味が他のチョコレートアイスとは違う印象を持ちました。

「ショコラオーレ」はちょっと濃いめのココアのような味で、甘味は強めに仕上がっています。

続いてはベルギーの「ピエールマルコリーニ」とニューヨークの「マリベル」をチョイス。

ピエールマルコリーニのアイスはカカオ感が強く、ミルクや砂糖の味が弱いので、ともかくカカオの味を楽しみたい人向けのアイスといえそうです。

マリベルの「ダークチョコレート」は、ブースで買って食べられるものと同じでチョコの味が濃く、ほんのり砂糖の味が感じられます。

ミルクチョコレートは、ダークチョコレートよりもまろやかなものの、こちらも「ミルク」と言われないと分からないくらいにカカオが濃く、甘さはひかえめ。

「チョコレートコーヒー」はチョコ・コーヒーの味とも強烈。コーヒーはそこまで煎りが深くないようです。

続いては「エクチュア」とバンホーテンココアの日本代理店を務める片岡物産が販売する「ドゥバイヨル」のチョコレートアイスを食べてみます。

エクチュア プレーンチョコレートは、クリームが弱いせいかややシャリシャリした食感ですが、チョコ強の味は濃厚。

「ソルトミルク」は塩の味がかなり際だっており、「しょっぱい」ということはないのですが、チョコレートよりも塩が主役という感じ。

「ストロベリーチョコチップ」も、しっかりとしたストロベリー味のアイスにパリパリとしたチョコチップが加わっているタイプなので、濃厚なチョコレート三昧で麻痺してきた舌には「チョコは一体どこに……?」と思ってしまうほどアッサリとした仕上がりに感じられます。

ドゥバイヨルの「チョコレートアイス」は、ナッツやバニラの香りを感じる独特の味に仕上がっていました。

最後に残った5種類を食べてみます。

ダリケーのアイスは焼いたカカオマスを後載せする珍しい一品。カカオマスは香ばしいものの、酸味も感じられる立体的な味です。

「カカオサンパカ」は、ソフトクリームと同じようにチョコの味が強烈でした。

「ポアール」の「ショコラ」は、アーモンドやキャラメルが入っているような香ばしい味のチョコレートアイスに仕上がっています。

「パティシエ エス コヤマ」のアイスは、ラム酒に付けたいちごやレーズンの味が感じられ、パティスリーらしい洋菓子っぽい作りのチョコレートアイスになっています。

「フェアトレードチョコレート×日向夏のジェラート」は、チョコレートとジェラートがややボソボソした食感で、もう少し甘味や酸味がほしいところでした。

阪急のバレンタインキャンペーンはバレンタイン当日まで営業。会場にいるのはほとんど女性ですが、レパートリーが幅広いので、チョコレートが好きな人は老若男女問わず楽しめそうです。
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