方眼紙・罫線・ウェブデザイン用など全12種類の使い方が可能なマルチノート「SketchyNotebook」
アプリ開発・ウェブデザイン・スケッチ・日記帳など、これまでのノートは用途によって別々の冊子を使い分ける必要がありましたが、全12種類の用途を1冊のノートにまとめることが可能なのが「SketchyNotebook」です。グラフィックデザイナー用の方眼紙、ジャーナリスト用の罫線(けい線)、アプリ開発者・デザイナー用、フィルムメーカー用、インテリアデザイナー・建築士用のテンプレートがそれぞれ2種類・全12種類セットとなっており、物作りを行うのに非常に便利そうだったので、実際に使ってみました。
SketchyNotebook - The Revolutionary New Way to Sketch
http://sketchynotebook.com/
これがSketchyNotebook。今回Kickstarterで出資してゲットしたノートは白と黒の2色です。
デザインはシンプルで、見た目は市販されているハードカバーのノートと同じような感じ。
分厚さはこのくらいで、白紙が全192ページになっています。
ゴム製のストラップがついているので、こんな感じでとめればカバンの中でノートが開いてしまうこともありません。
SketchyNotebook最大の特徴は、6枚全12種類のテンプレートがついていること。このテンプレートを利用すると1冊のノートを方眼紙としてもソフトウェアデザインのスケッチ帳としても使えるようになるわけです。
どんなテンプレートが入っているのか見てみます。まずはグラフィックデザイナー用の方眼紙テンプレート。方眼紙はそれぞれのマスが0.25インチ(6.35mm)となっています。
方眼紙を裏返すと等角図になっていました。
続いてジャーナリスト用のテンプレート。これも幅は6.35mmで、横書き用と……
縦書き用がありました。
さらにアプリ開発者・デザイナー用のテンプレートもセットになっています。スマートフォンが3つ並んだデザインのテンプレートは画面デザインの移り変わりを見せるのに適しています。
スマートフォンが2つ並んでいるもの。これはテンプレート下側にメモが書き込めるようになっていました。
ブラウザ画面が描いてあるウェブデザイナー用のテンプレート。大きな画面が2つ並んでいるものと……
小さな画面が3つ並んでいるものがあります。
フィルムメーカー用のテンプレートは絵コンテを描き込み可能。
絵コンテを大きく書き込めるものもありました。
さらにインテリアデザイナーや建築士用の奥行きがあるテンプレートも発見。
これは 一点透視投影と二点透視図法の2種類が用意されていました。
ノートはパタンと180度に開くタイプなので、描き込みがしやすくなっています。
背表紙の内側にはポケットがついており、中に使い方を書いた紙や、定規が入っていました。
持ち運び時にはテンプレートをストラップでノートに固定すればOKです。
ということでさっそく使ってみます。紙の下にテンプレートを敷くと、こんな感じでうっすらとテンプレートが透けるため、無地のノートでも方眼紙として使うことができるというわけです。
あとは付属の定規を使えば簡単にロゴデザインなどを描くことが可能。定規は片面がセンチ表記、もう一方がインチ表記になっていした。
さらに、ジャーナリスト用のノートを使えば普通のノートして使えます。
テンプレートをくるっと裏返せば縦書きに。同じページ内でも縦書き・横書きの2つの方法がとれます。
さらに、スマートフォンアプリ開発用のテンプレートを使ってみました。テンプレートのスマートフォン画面は8分割してあるので、それを目安に描いていくとバランスよくデザインできるようになっていました。
さらに、3つ並んだデザイン図で画面の移り変わりを見せてもOK。
そのほか、ウェブデザイナー用のテンプレートや……
二点透視図法のテンプレート
フィルムメーカー用の絵コンテはこんな感じ。
紙は1枚1枚きれいに切り取れるようにのり付けされているので、誰かにノートの切れ端を渡したい時でもメモパッドに描いたようなきれいな状態で渡すことが可能になっていました。
SketchyNotebookは現在予約受付中で、テンプレートがフルセット付いた「Master Pack」は35ドル(約4200円)で、日本への発送が行われる場合は送料として別途10ドル(約1200円)が必要です。
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