電子書籍がテキスト入力やWord・PDFファイルのアップロードで簡単に作れるネットサービス「Romancer」を使ってみた
by Ronnie Pitman
電子書籍を作るには通常、専用のソフトウェアが必要になってきますが、WordファイルやPDFファイルをアップロードしたり、テキストを手打ちするだけで簡単に電子書籍を作る事ができるネットサービスが「Romancer」です。専用のリーダーも不要でブラウザから作った電子書籍を閲覧・共有したり、Amazon Kindle向けのファイルも作成できるという、かなり便利そうなサービスになっていたので、どんな感じなのか実際に使ってみました。
Romancer(ロマンサー)
https://romancer.voyager.co.jp/
Romancerを利用するには会員登録する必要があるので、まずはトップページにある「新規会員登録」をクリック。
メールアドレスとパスワードを入力し、必要がなければメールニュース受取の「いいえ」のチェック欄と「規約に同意しますか?」のチェック欄にチェックを入れて「登録する」をクリックします。
再度トップページに戻ったらウェブサイト右上にあるログインボタンをクリック。
登録したメールアドレスとパスワードを入力して「ログイン」をクリックします。
すると、「新規会員登録」ボタンがあった場所に「会員メニュー」というボタンが現れるので、「本を作る」から「新規作成」を選びます。
新規作成方法は大きく分けて「原稿ファイルをアップロードして変換」と「ビジュアルエディタで入力して作成」の2つがあります。
ということで、まずは原稿ファイルをアップロードする形式から試してみます。アップロードは拡張子が.docxのWordファイル、PDFファイル、連番画像をフォルダにまとめてZIP圧縮という3つの形式に対応。今回はWordファイルを選択します。
こんな感じで新規追加画面が現れるので、タイトルを入力したら原稿ファイルの「参照」をクリックし、アップロードするファイルを選択して「開く」を押します。
同様にして「書誌情報」では表紙画像や奥付画像を選択し、タイトル・著者名・出力ファイル名・作品紹介文などを入力。なお、著者名と出力ファイル名以外の入力は任意です。
変換情報の部分では言語設定や組方向が選択できる他、Kindle専用のファイルを作ることもできます。
書籍情報ではサブタイトル・発行日・出版社などといった情報を任意で入力すればOK。
問題なく情報の入力ができたら青い「変換」ボタンをクリックします。
少し時間がかかりますが、数分後、ファイルの変換が終了し、URLが生成されました。この時、電子書籍は非公開の状態になっているので、データは自分しか見られません。
生成されたURLにアクセスすると、アップロードした表紙画像が現れました。
電子書籍はブラウザ上でこんな感じで読めるようになっています。
書籍はブラウザの左側をクリックすると進んでいき、右側をクリックすると戻ります。
画像もちゃんとアップロードされていますが、レイアウトなどは正しく反映されません。
フォントの色指定は反映されますが、フォントの種類などは指定通りにはいかない様子。ルビをつけることは可能です。
ブラウザの左上辺りを押すとメニューが現れ、本文検索やコメント付け・電子書籍のシェアなどが行えるようになっていました。
なお、PDFファイルをアップロードした場合はこんな感じ。見開き2ページが1画面に表示されるようになっており、当たり前ですがフォントなどの指定や写真のレイアウトもファイルそのままなので、「こう表示したい」とイメージが決まっている人はPDFファイルをアップロードするのがオススメです。
また、エディタで文章を入力して電子書籍を投稿することも可能。これがエディタ入力画面で、入力の際には「左寄せ」「中央揃え」「右寄せ」の選択や、インデントの増減、番号なしリストの作成、リンクの挿入、検索置換などが可能となっています。
デフォルトではビジュアル入力になっていますが、タグを使ったテキスト入力も可能です。
また画像をアップロードして挿入することも可能。
アップロードされたままの状態だと非公開の電子書籍ですが、全体に公開したり、アクセスキーをつけて「変更」を押すことで限定公開にすることもできます。
限定公開された電子書籍はURLを知っている人ならばアクセス可能になるため、一部の友人にだけ電子書籍を読んでもらいたい時に便利です。
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