ソフトウェア

リアルタイムコミュニケーションツール「Firefox Hello」搭載の「Firefox 34」正式版リリース

By mera

日本時間の2014年12月1日(月)から「Firefox 34」の正式日本語版がダウンロード可能となっています。バージョン34のデスクトップ版では、友人とビデオや音声通話を可能にする新機能「Firefox Hello」が搭載され、また、カスタマイズ画面からテーマの変更が簡単にできるようになりました。

Firefox のダウンロード — 自由な Web ブラウザ — Mozilla
https://www.mozilla.org/ja/firefox/new/

Firefox 34 ベータ版リリースノート
http://www.mozilla.jp/firefox/34.0beta/releasenotes/

Android ブラウザなら Firefox ? あの人気ブラウザに Android 版が登場
http://www.mozilla.jp/firefox/android/

Android 版 Firefox 34 ベータ版リリースノート
http://www.mozilla.jp/firefox/android/34.0/releasenotes/

◆デスクトップ版のダウンロード
自動更新機能によってそのうち自動でアップグレードされるのですが、今すぐ最新バージョンをダウンロードしたい場合は以下から可能です。

・Windows版
http://download.mozilla.org/?product=firefox-34.0&os=win&lang=ja

・Mac OS X版
http://download.mozilla.org/?product=firefox-34.0&os=osx&lang=ja-JP-mac

・Linux版
http://download.mozilla.org/?product=firefox-34.0&os=linux&lang=ja

◆追加になった主な新機能
・Firefox Hello
Firefox Helloを使用するには、ブラウザの右上にあるハンバーガーアイコンをクリックしてから「カスタマイズ」をクリックします。


「Hello」と書かれているのがFirefox Helloです。


Firefox Helloをメニューバーにドラッグ&ドロップ。


タブの左側に表示されているFirefox Helloのアイコンをクリックします。


「メール送信」をクリックして、現在開いているURLのコピーをメールで送信。


「Gmail」を選択して「OK」をクリック。


リンクのコピーを送信するアドレスを入力して「送信」をクリック。


メールの受信者は、メール内のリンク先を開くと送信者とビデオ通話、もしくは音声通話ができるようになります。今回は「Start」をクリックしてビデオ通話をかけると……


メール送信者のFirefoxに着信を通知するウィンドウが立ち上がりました。「応答」をクリックすれば、即座にビデオ電話をスタートできます。


・カスタマイズからテーマ変更
カスタマイズ画面の下部にある「テーマ」をクリックして「A Web Browser Renaissance」をクリック。


シンプルな操作だけでテーマの変更が可能になったというわけです。


そのほかの詳細な変更点は以下の通りとなっています。

◆Firefox 34デスクトップ版での変更点

○新機能
・リアルタイムコミュニケーションクライアントであるFirefox Helloが搭載されました。
・カスタマイズモードでテーマを変更できるようになりました。
・Mac OSX Leopard(10.6)以降でH264(MP4)がサポートされました。
・WikipediaをHTTPS経由で安全に検索できるようになりました。
・「Firefoxをデフォルトのブラウザに設定する」の提示方法が変更されました。
・HTTP/2(draft14)とALPNが実装されました。
・Windows:「Firefoxは起動していますが応答しません」と表示するダイアログでロックされた Firefoxを復帰させられるようになりました。

○HTML5
ECMAScript 6のWeakSetが実装されました。
JavaSript Template Stringが実装されました。
・CSS3のfont variantとカーニングなどのフォントの調整が実装されました。
・WebCrypto:RSA-OAEP、PBKDF2、AES-KWがサポートされました。
・WebCrypto:wrapKeyとunwrapKeyが実装されました。
・WebCrypto:JWK方式の鍵をインポート/エキスポートできるようになりました。
・DOM APIのmatches()が実装されました。これは以前mozMatchesSelector()と呼ばれていました。
・ワーカ向けにPerformance.now()が実装されました。
・WebCrypto:ECDHがサポートされました。
・ECMAScript 6のSynbol型が追加されました。

○開発者
WebIDE:Web アプリがブラウザ上で開発できるようになりました。
・スタイルエディタやインスペクタのルールパネル上で選択されたセレクタにマッチするノードがハイライトされるようになりました。
・プロファイラのインタフェースが改善されました。
console.tableが実装されました。

○修正
・同時に始まり、表示、位置、Overflow や同じ属性が変化する CSS transition が正常に開始されるようになりました。

◆Firefox 34Android版での変更点

○新機能
・Chromecastへタブをミラー表示できるようになりました。
・HTTPヘッダのPrefer:Safeをサポートしました。
デフォルトの検索エンジンをYahooに変更しました。これは実験的な措置であり、日本語ロケールでは有効ではありません。
・エラーページでWi-Fiを有効にできるようになりました。
公開鍵のピンニングが有効になりました。
・HTTP/2(draft14)とALPNが実装されました。
・初回起動画面が変更されました。
テーマが更新されました。

○HTML5
ECMAScript 6のWeakSetが実装されました。
JavaSript Template Stringが実装されました。
・CSS3 の font variant とカーニングなどのフォントの調整が実装されました。
・特権アプリから Device Storage API が利用できるようになりました。
・WebCrypto:RSA-OAEP、PBKDF2、AES-KWがサポートされました。
・WebCrypto:wrapKeyとunwrapKeyが実装されました。
・WebCrypto:JWK方式の鍵をインポート/エキスポートできるようになりました。
・DOM APIのmatches()が実装されました。これは以前mozMatchesSelector()と呼ばれていました。
・ワーカ向けにPerformance.now()が実装されました。
・WebCrypto:ECDHがサポートされました。
・ECMAScript 6のSynbol型が追加されました。

○修正
・同時に始まり、表示、位置、Overflow や同じ属性が変化する CSS transition が正常に開始されるようになりました。

◆Android版・既知の問題

○未解決
・Android LではMP4形式の動画を再生できません。
・Android LではFlashが動作しません。

なお、次期バージョンのFirefox 35は2015年1月13日にリリース予定となっています。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
Firefoxのタブを上ではなく左右に配置できるアドオン「VerticalTabs」レビュー - GIGAZINE

累計30億ダウンロードされたFirefoxアドオンのベスト8 - GIGAZINE

Firefox OSの次期バージョン2.0のスクリーンショットが登場、より洗練されたUIデザインに - GIGAZINE

たった3800円で購入できるFirefox OSスマホの使い心地は一体どうなのか? - GIGAZINE

in ソフトウェア, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.