GoogleとFacebookがソーシャルログインの8割を占める
By Sean MacEntee
イチからアカウントを作成しなくても、既存のソーシャルメディアやメールアドレスを通じて別のウェブサイトにログインできる機能「ソーシャルログイン」は多くのウェブサイトで採用されており、SNSアカウントを持っている人なら誰でも一度は見たことや利用したことがあるはず。そんなソーシャルログインで使われているアカウントは、FacebookとGoogleが世界中で80%を超えていることが、1万8000以上のソースから統計情報を研究している統計ポータルサイトのStatistaのチャートによって明らかになっています。
• Chart: Facebook and Google Dominate Social Logins | Statista
http://www.statista.com/chart/1525/facebook-and-google-dominate-social-sign-ins/
Social Login Trends Across the Web for Q3 2014 | Janrain
http://janrain.com/blog/social-login-trends-q3-2014/
ソーシャルログインで利用可能なアカウントはウェブサイトによって異なりますが、世界中のウェブサイトで使われているアカウントを集計した結果、2014年第3四半期時点でFacebookが46%、Googleが34%にのぼることがわかりました。FacebookとGoogleを除くと、Twitterが7%、Yahoo!が4%、LinkedInが3%、その他が6%となっており、FacebookとGoogleのアカウントを作成している人であれば、ソーシャルログインによって世界中の80%のウェブサイトにログインできることになります。
ソーシャルログイン機能を提供するJanrainによると、90%以上のインターネットユーザーがソーシャルログイン機能を見たことがあり、その半数以上のユーザーが積極的にソーシャルログイン機能を利用しているとのこと。大半のインターネットユーザーはアカウント作成のためにゼロから登録フォームへ情報を書き込むのは誰でも面倒であると感じているため、ソーシャルログインを採用するウェブサイトの数は上昇を続けており、ソーシャルログインの利用者数も増加傾向にあります。ソーシャルログインは連携元のアカウントに登録している個人情報を別のウェブサイトが取得できるため、プライバシーやセキュリティの問題が懸念されていますが、ウェブサイトのログインは将来的にFacebookかGoogleで統合されるのかも。
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