ソフトウェア

GoogleカレンダーアプリがGmailとの連携を強化して予定の追加が楽々に


スマートフォンのカレンダーアプリを使ってスケジュール管理をバッチリできれば非常に便利ですが、いざやろうとするとモバイル端末での文字入力は手書きやPCに比べるとやりづらい部分があって、登録に手間がかかってしまったりするものです。そんな文字入力の作業を極力排除するべく、新しいGoogleカレンダーアプリではGmailから自動的にイベント内容を認識してカレンダーに登録してくれる機能を強化しています。

Official Gmail Blog: A new day for Google Calendar
http://gmailblog.blogspot.jp/2014/11/a-new-day-for-google-calendar.html

例えば、レストランの予約や映画のチケットや飛行機の予約のメールがGmail宛に届くと、その内容通りにGoogleカレンダーアプリに自動的にイベント(予定)が書き込まれるのでいちいちメールの内容をカレンダーに転記・登録する手間は不要。素晴らしいのはフライト時間の変更などの通知が届けば自動的に予定の内容が更新されるという点。もちろん、手動で内容を書き換えることも可能です。


Material Designにしたがってデザインされたレイアウトはこんな感じ。カードはイベントごとに色分けできるだけでなく、カードの中には予定を共にする人の写真やイベント情報がイメージ画像で表示されるので、カレンダーを見てどんな予定があるのかが一目瞭然というわけです。


さらにサジェスト(提案)機能も超強力。例えば「Bir」と入力するとGoogleカレンダーアプリは「Birthday(誕生日)」と即座に判断し……


「Birthday dinner with」まで入力すると、誕生日を祝う人の候補をGmailの連絡先リストからサジェストしてくれます。


「Birthday dinner with S」まで来ると、イニシャルが「S」で始まる人に限定でき、さらに文字を一文字一文字入力していくたびに目当ての人に近づけるので、後はその人の連絡先カードをタップすれば予定に追加可能。


「Birthday dinner with Sara at C」と続けば、誕生会の場所は「Cafe(カフェレストラン)」ではないかとGoogleカレンダーアプリは判断。


カフェレストランの候補を提示してくれます。


予定・参加者・場所が決まれば最後に日時を追加すればイベントの作成は完了。


イベントカードとして登録されました。よく見ると、カードの背景はGoogleマップ。当然、イベントの地図情報も自動登録済みなので、このカードをタップすれば地図情報に即座にアクセス可能です。


Gmailとの連携を超強力にすることで、モバイル端末でなるべくならやりたくない文字入力を徹底的に省略しつつ、必要不可欠な情報をすべてカードに追記してくれる新Googleカレンダーアプリは、現在のところ、Android 5.0 Lollipopでのみ利用可能で数週間以内に登場予定。もちろん、iOS向けアプリも提供され、Android 4.1以上のAndroid OSでも利用できるようになる予定です。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
GoogleのGmail・カレンダー・ドライブなど13サービスのデータエクスポートが可能になったので実際にやってみました - GIGAZINE

Gmailをさらに強化して山ほど届くメールを全自動管理できる「Inbox」をGoogleが提供開始 - GIGAZINE

Googleカレンダーの新規イベント作成でプライベート情報が流出する危険性 - GIGAZINE

GoogleがIE9のサポート打ち切り決定、Gmail・Googleカレンダー・Googleドライブなどに影響 - GIGAZINE

GoogleはGmailの中身を読むことはビジネスとして当然の行為であると裁判で主張 - GIGAZINE

Googleの提供するサービスの中で特にダメなサービス5つ - GIGAZINE

in モバイル,   ソフトウェア, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.