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YouTubeは1000億円以上をコンテンツIDの権利保有者に払っている

By Esther Vargas

YouTubeは著作権保有者のコンテンツをスキャンして識別する「コンテンツID」というシステムを設けており、コンテンツIDに類似する動画がアップロードされると、簡単に検出されるようになっています。権利保有者は一致するコンテンツを「ミュート」「ブロック」「収益化」「追跡」といったオプションを選択できますが、「収益化」を選んだ保有者に対して支払った総額が2007年から10億ドル(約1000億円)以上にのぼることが判明しました。

YouTube has paid $1 billion to rights holders via Content ID since 2007 | Ars Technica
http://arstechnica.com/tech-policy/2014/10/youtube-has-paid-1-billion-to-rights-holders-via-content-id-since-2007/


Financial Timesは、YouTubeの著作権を保護することで収益を生むシステム「コンテンツID」によって支払われた金額が10億ドル(約1000億円)を突破したと伝えています。YouTubeがコンテンツIDを導入したのは2007年で、無許可にアップロードされた著作権保護コンテンツを高精度で検出でき、権利保有者は動画の公開をやめさせるか、広告を載せることで収益化するか、というオプションを選択することができます。

5000人を超える権利保有者に加えて、音楽レーベルなどの団体がコンテンツIDを利用しており、Financial Timesによると、アメリカでは全てのメジャーなTVネットワークや映画スタジオが含まれるとのこと。コンテンツIDによって著作権侵害から巨額の利益が生まれており、YouTubeを所有しているGoogleと著作権保有者の優れた妥協案となっています。

By Andrew Allingham

コンテンツIDは注釈・批判・教育用・パロディーといった「公正使用」に含まれるものまで誤って検出することがありましたが、YouTubeは2012年のポリシー改正を行い、正式なデジタルミレニアム著作権法リクエストを権利保有者から直接送信できるようにしたことで、コンテンツIDの改良を果たしています。

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in ネットサービス, Posted by darkhorse_log

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