スマホの曲がりにくさを見せつけるような「OnePlus」による品質検査ムービー
「Nexus 5キラー」との呼び声も高いスマートフォン「OnePlus One」が中国のOnePlusから発売されました。同社の公式YouTubeチャンネルでは、そんなOnePlus Oneがどのような品質検査を経て市場に投入されているのかが公開されています。
OnePlus Quality Test
多くの試験機がびっしりと並べられたフロア
まず紹介されるのは「座り試験(Sit Test)」。デニム生地の上に端末が置かれ、その上から25kgの圧力でパッドが押しつけられます。人体を模しているためか、黄色いパッドは柔らかめの素材で作られているよう。
ピンと張った生地の様子から、押しつけられる力の具合が感じられるようです。この座り試験は1000回繰り返されます。
次は「スクリーン落下試験(Screen Drop Test)」。その名の通り、ガラス製のスクリーンを下にして床面に落とすというもの。
ただひたすら持ち上げては落とす試験が繰り返されます。
その回数は、じつに4万回にも達します。
「回転ドラム試験(Tumble Test)」は、グルグルと回転する装置の中に端末を入れて150回転させ、耐久性を検査。
「衝撃試験(Impact Test)」では、1.2メートルの高さから端末を落として問題がないかの検査を行います。その内容は、全ての面と角をそれぞれ2回ずつ検査するというもの。
そのほか、USB端子の強度を試す「USB負荷検査(USB Stress Test)」や……
USB端子とイヤホンジャックの「端子耐久度検査(Ports Durability Test)」が行われます。USB端子は1万回、イヤホンジャックは3万回の抜き差しが行われて問題がないか検査。
そしてもちろん「天候検査(Weather Test)」も実施。天井に設けられたノズルからは、雨を模した水滴がポタポタと垂らされています。
もう端末全体がビッショビショ。
さらに摂氏55度の環境に4時間放置される「耐熱検査(Heat Test)」などが行われて品質がチェックされている模様。
さまざまな検査項目が収められたこのムービーは、まるでおよそ2週間前に発生した「iPhone 6 Plus湾曲事象」にタイミングを合わせるように10月2日に公開されたもの。検査項目そのものは大して代わり映えのしないものといえますが、YouTubeに添えられた以下のメッセージからは一連の出来事に敏感に反応するメーカーの意向が垣間見えてくるようです。
品質は高価な商品だけに保証されるものではないとOnePlusでは考えています。当社の工場の風景を収めたムービーで、OnePlusのスマートフォンがどのような品質管理テストをクリアしているのかの一部をご紹介します。
At OnePlus we believe that high quality shouldn’t come with a high price tag. Today our team made a special trip to our factory to film and put together this insider’s look at how our smartphones ace their quality control tests.
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