人体のさまざまな動きをMRI撮影したアーティスティックなムービー
磁石で作られた大きな筒の中に入り、磁気の力で体の中にある臓器や血管を撮影するMRIは、主に医療現場で使用されています。医療現場で欠かせないMRIを使って、人体のさまざまな動きを撮影したムービー「Life looks really different through an MRI machine」が公開中で、普段は見られない映像が満載です。
Life looks really different through an MRI machine - YouTube
下記の画像に映っているのが、モコモコと動く心臓の右心室と左心室。
黒い部分が肺に当たります。ここまでは、至って医学的なMRIの使われ方。
こちらはパイナップルジュースを口に含んでいるところ。
ゴクンとパイナップルジュースを飲み込むと、そのまま食道を通過していきました。
左側の白い影がぼうこうで、右側にあるのが直腸。
直腸から白いジェル状の影が外へ向かって飛び出していきました。
こちらはホルンを演奏している人の口の動きを撮影したもの。舌の動きが独特です。
左側の中国人と右側のドイツ人が会話している最中。注目すべきは舌の動きで、中国人が話しているときは舌全体が盛り上がっているような感じですが……
ドイツ人が話しているときは舌の中心部が周囲より盛り上がっているのがわかります。
濃厚なキスをかわす2人。右側の人の心臓がバクバクと鼓動しているのは興奮している証拠です。
何かが出たり入ったりしています。お察しください。
子宮の中の胎児。
こちらは双子の胎児で、右側の胎児は足をせわしなく動かしています。
出産の瞬間、胎児は頭を出口の方に向けてうつぶせの姿勢。
グググッと出てきそうな様子は、生命の強さを感じます。
病院で見るようなMRIとは違った視点から人体を映した「Life looks really different through an MRI machine」を見ていると、人体の美しさや、生命の神秘が伝わってくるようです。
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