ハードウェア

Intelの小型PC「NUC」の次世代モデルの詳細な内容がリークされる


Intelの小型ベアボーンPC「ネクスト・ユニット・オブ・コンピューティング(NUC)」の新型モデルのスペックシートがリークされ、その詳細な内容が明らかになりました。

FanlessTech: EXCLUSIVE: Intel readying NUC 2.0
http://www.fanlesstech.com/2014/08/exclusive-intel-readying-nuc-20.html

スペックシートを見る前に知っておくべき「NUCのネーミングルール」についての説明がこれ。左から、BOX品かバルク品か、「D」はデスクトップ、次の英数字はCPU、4桁のプロセッサナンバー、プロダクトコード、マザーボード単体か組み込みかを指しています。


これはNUCのリリースに関するロードマップ。2015年初頭から第5世代Coreシリーズ「Broadwell」を搭載したモデルが登場し始め、2015年前半に次期モデル「Braswell」搭載モデルのリリースが予定されていることが分かります。


次に、これが2014年末と2015年にリリースされる予定のNUCのスペックシート。表の上部にある6製品がニューモデルです。2014年第4四半期に登場するCore i5-4300U搭載モデル「NUC4i5MYHE」以外は第5世代CoreシリーズのCPUを搭載することが分かります。どうやら2014年にも登場するとみられていたBroadwell搭載NUCのリリースは2015年に延期したようです。


第5世代Intel Core i5-5000Uシリーズを搭載する予定の「NUC5i5RYH」のスペックシート。一部型番などは未定なので「XXX」と表示されています。ストレージのフォームファクタにはM.2のSSDと2.5インチHDD/SSDを搭載可能となっており、やや背の高いモデルになるようです。


一方、2.5インチHDD/SSDを搭載できないコンパクトなCore i5-5000Uシリーズ搭載モデルが「NUC5i5RYK」。型番未定のIntel HD Graphicsは4Kディスプレイ用のドライバが提供されます。


Core i3-5000Uシリーズ搭載の「NUC5i3RYH」も2.5インチHDD/SSDを搭載できます。


同じくCore i3-5000Uシリーズ搭載のコンパクトモデル「NUC5i3RYK」。エントリーモデルながらUSB3.0端子・8chオーディオ・HDMI端子・DisplayPortを搭載しており、一般用途だけでなくホームシアターPCやゲーミングPCとしての要求にも耐えられると説明されています。


次期モデルBraswellのCeleronモデルを搭載予定の「NUC5c-PYH」。低消費電力CPUを搭載しD-Sub端子(HDV15 VGA)を用意することから「組み込み向け」が想定されているのかも知れません。


流出したスペックシートからは第3世代のNUCとして少なくとも6種類の魅力的な製品が登場することが明らかになりました。

また、NUCはIntelが推奨する薄型ノートPCのUltrabookのパーツを流用して作られることから、第5世代CoreシリーズBroadwell/Braswellを搭載したUltrabookが2014年末から2015年初頭にかけて登場すると予想できます。

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in ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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