取材

インドで3日間の弾丸ヨガ合宿に参加してきた


ヨガといえば、その昔、ビートルズも修行したインドが本場です。今回は「アシュラム」というヨガ施設に泊まり込んでヨガ体験してきました。

こんにちは!世界新聞特命記者の赤坂惟名です。世界一周中の私は現在、インドのリシュケシュという街にいます。

リシュケシュはインドの北の方にある街です。


街の周りは山に囲まれ、ガンジス河の上流にある街でもあり、涼しくのんびりとした過ごしやすい街です。昔、ビートルズもここでヨガを学んだことで有名です。


ヨガはインドでは「ヨーガ」と呼ばれ、精神的な修行や考え方や生き方そのものと考えられています。日本でメジャーなヨガは、インドのヨーガの姿勢や呼吸法を重視した運動方法の一つです。そして、ネットの情報では一般人のアシュラムへの参加は、最低2週間からと言われています。しかし今回、リシュケシュの街で3日間でヨーガの生き方から学ぶことが出来るアシュラムを発見したので、インド人の気持ちに近づく為、思い切って参加して来ました。

◆アシュラムとは
アシュラム(ashram)は、翻訳すると「(ヒンドゥー教における)聖者の庵(いおり)、僧の修行所」のこと。ヨーガをはじめ、様々な修行を行う為に宿泊施設を併設した修行の場です。アシュラムでは、施設内で食事・宿泊・ヨガや瞑想を行い、生活スタイルからヨーガの生き方を学ぶことが出来ます。

私が今回滞在したアシュラムの外観はこんな感じです。この中に宿泊施設、食堂、瞑想やヨガを行うホールの様な大きな部屋が入っています。


アシュラム内は土足禁止になっています。


廊下は常に涼しく、ひんやりしています。見た目は綺麗ですが、砂や埃も多いので、私は上履きを履いていました。


宿泊施設の個室はこういう感じです。私はツインの部屋を1人で利用することが出来ました。


個室内にはシャワーやトイレも完備されています。


食事はベジタリアンメニューが3食提供され、そのほとんどがカレー味の味付けです。もし、ご飯がお口に合わなくても近くにレストラン等もあり、外食へ行くことも可能です。


もちろん、普通のホステルに滞在し、アシュラムのヨガ教室に通うことも可能です。しかし、アシュラムに参加することによって、早寝早起き、菜食主義、精神統一、身体のトレーニングなど、総合的なヨーガの考え方や生き方を身体で感じ、学ぶことが出来ます。


◆フルコースのスケジュール
私は今回、メディテーション(瞑想)×2回、プラナーヤマ・ヨガ(呼吸法)、ハタ・ヨガ(姿勢)×2回、マントラ・ヨガ(真言・祈り)、プラナーヤマ・ヨガ+ハタ・ヨガという、1日に7回も活動があるフルコースなプランで3日間を過ごしました。中でも、プラナーヤマ・ヨガ、マントラ・ヨガ、ハタ・ヨガは習う時間も多く取られていました。


朝・昼・夜の食事時間もおおまかに決まっています。この時間内であれば、自由に食事をとる事が出来ます。


メディテーションは大きなホールで宿泊者や先生、アシュラムのスタッフ等、みんな一緒に行います。私が滞在していた時は、多くて10人程度、少ないと5人程度でした。お祈り等の後に、座禅を組んで数十分〜長いと1時間以上瞑想を行っている人も居ました。ホールは写真禁止でしたので、写真はありませんが、こういう石像がたくさん飾られていました。


私は、今回、ヨガのクラスはほとんどマンツーマンでしたが、食事・瞑想は他の宿泊者やアシュラムスタッフと共に行う事もありました。談話室(写真)もあり、空き時間には、他の宿泊者と話したりすることもあります。それぞれのアシュラムでルールが異なり、施設によっては、決まった時間に全員でお祈りをしてから食事を摂るアシュラムもあります。個別での修行、団体行動による集団の調和等、アシュラムによって大事にしている部分も様々な印象です。


◆プラナーヤマ・ヨガとは
呼吸練習を中心に行うヨガです。ヨガの中では呼吸法は重要なポイントとされています。基本は鼻呼吸で、鼻から吸って、鼻から吐きます。


「カパールバティ」と言って、1秒間に2〜3回、鼻から勢い良く息を吐く呼吸法は、何度も練習しました。このように、腕の運動や、体幹の運動も含めながら鼻から息を出すパターンもあります。この呼吸法、結構腹筋を使うので、たかだか3日間ですが、腹筋が筋肉痛になりました。


他にも、先生は息を吸って、お腹をこの状態で止めることが出来ます。「さあ、あなたもやってみなさい」と言われましたが、当然ながら出来ませんでした。


プラナーヤマ・ヨガには、生理食塩水で鼻を洗ったり、このチューブを鼻から入れて口から出すことで、空気の通りを良くすることも含まれていました。先生がお手本を見せてくれた際には「ほっしゃんか!」と1人でツッコミをいれつつ、私も一度は試そうかと思いましたが、チューブの衛生面が気になってしまい、結局チャレンジしませんでした。


◆マントラ・ヨガとは
Wikipediaの「マントラ」の記事によると、「マントラはサンスクリットで、本来的には「文字」「言葉」を意味する。真言と漢訳され、大乗仏教、特に密教では仏に対する讃歌や祈りを象徴的に表現した短い言葉を指す」とあります。


例えばこのページは直訳すると、「命を与えし神よ、悲しみや痛みを取り除いてください、幸せで溢れ、宇宙を作る、清らかで崇敬する神よ、私たちを導き鼓舞してください、私たちを正しい思考へお導き下さい」という感じです。こういう歌を瞑想中に自分で唱えたりすることを、大切にしているそうです。


このような祈りの言葉はたくさんあり、先生にマントラの本を見せてもらいました。「癒しのマントラ」「調和のマントラ」「愛と慈悲のマントラ」「食事のマントラ」など、様々な意味があるようです。このアシュラムでは、この短い祈りの言葉を1日1つずつ教えてもらい、それぞれ音楽にのせて歌う練習をしました。先生の真似をして、何度も何度も繰り返し歌います。たかが3日ですが、気づくと鼻歌でこの歌を歌っている自分に驚きました。

◆ハタ・ヨガとは
Wikipediaの「ハタ・ヨーガ」の記事によると、「“ハタ”はサンスクリット語で「力」、「強さ」といった意味の言葉である」「健康目的のエクササイズとして20世紀後半に欧米で大衆的な人気を獲得したハタ・ヨーガは、多くの場合、単に“ヨーガ”と呼ばれる。インドのゴーピ・クリシュナはこのハタ・ヨーガにより解脱を得たとしてその境地を説明する本を著している」とあるように、現在一般的なヨガはハタ・ヨガから来ているそうです。


実際、ハタ・ヨガの授業は、ストレッチ系のゆっくりとした運動から、逆立ちやブリッヂ等のアクティブな運動まで、様々な運動を行いました。


有名な「○○のポーズ」と言われる様々なポーズも練習しますが、開始3日ではポーズを取ることもやっとな状態です。


運動中は、「息を吐いて」と先生に何度も言われますが、ついつい力んでしまい、息を止めてしまうことが多かったです。


◆3日間体験してみて
開始前と、3日後ではわずかですが、身体も柔らかくなりました。


しかし、予想以上の筋肉痛にも見舞われ、3日目には運動をすることが、少し辛い気持ちもありました。


しかし、単なるヨガのポーズや運動だけで終わらず、ベジタリアンの健康的な食事であったり、運動を行うことで自分の身体が柔らかくなる実感、出来なかったポーズが出来る喜び等は、私の中でとても強く感じられました。


そして、瞑想の時間も含め、生活の中で自分の身体をゆっくり感じたり、自分の頭を空っぽにする時間をたくさん取ったり……。自分の気持ちが安らぎ、ありのままの自分を感じることで生活を見つめ直すことが出来ました。最終日には、先生がお香と炎を焚いて、「ファイヤープージャ」というお祈りをしてくれました。


室内で、案外大きな炎なので、私は1人でびくびくしていました(笑)。


たった3日間ですが、日頃の忙しさに心身共にお疲れの方には、自分の身体・精神・生活スタイルを考え直す、良いきっかけになるのではないかと思いました。

ただし、アシュラムや先生によって話すことは差があることがあります。今回は、私が習った先生のお話を中心にまとめました。

「Kriya Yoga Ashram」
住所:Tapovan,Himalayan Rishikesh,Uttarakhand,India-249192
電話:(0135)2435222
E-mail:[email protected]
3日間、フルコース(3食食事、宿泊、ヨガプログラム含む)で5000ルピー(約7500円)

文・取材:赤坂惟名

監修:世界新聞 sekaishinbun.net


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in 取材, Posted by logc_nt

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