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Google Glassを着用した男性が暴行される事件が発生、その理由とは?

By lawrencegs

サンフランシスコにあるバーでGoogle Glassを着けていた女性が暴行を受けるという事件が発生したのに続いて、同じサンフランシスコで、今度はGoogle Glassを着用していた男性が暴行される事件が起こっています。

I Was Assaulted For Wearing Google Glass - Business Insider
http://www.businessinsider.com/i-was-assaulted-for-wearing-google-glass-2014-4

事件の被害者は、ニュースサイト「Business Insider」の記者であるカイル・ラッセルさん。事件があった当日、ラッセルさんは取材を終えて16th St. Mission駅に向かって歩いていていました。その時、ラッセルさんはGoogle Glassを着用しており、これが不幸な事件の原因となってしまいます。


仕事を終えて歩いているラッセルさんの前に1人の男性が現れ、ラッセルさんの顔面を突然殴り、Google Glassを奪って逃亡。ラッセルさんは同行していた同僚と犯人を追いかけますが、犯人はある程度逃げたところでGoogle Glassを地面にたたきつけて再度逃亡、ラッセルさんは壊れたGoogle Glassを拾い上げて犯人を追いかけましたが、捕まえることはできませんでした。

ラッセルさんは、事件後すぐに警察に連絡し、現場調査のため待機している間に事件の詳細をツイート。ラッセルさんの友人たちが心配する一方、ラッセルさんを批判するメッセージも多く送りつけられ、ラッセルさんは「暴行の被害を受けたのに、なぜ批判されるかわからない」と憤りを感じましたが、調べてみると事件が発生した場所に、その理由が隠されていたそうです。

ラッセルさんが事件に遭う直前取材していたのは、サンフランシスコのあるアパートに住んでいた住人を強制退去させたGoogle専属の弁護士に対するデモでした。サンフランシスコ南東部のシリコンバレーにオフィスを構えるGoogleは以前にも、社員送迎バスを巡る問題で、住民からデモを起こされたことがあります。

サンフランシスコではGoogleやApple、FacebookなどのIT企業が流入し多くの社員が市内に引っ越してきたため、住居の家賃が高騰し、多くの地元住民は強制退去や、引っ越しを余儀なくされたとのこと。こういった事情からサンフランシスコにはアンチIT企業活動を行なうコミュニティーが誕生し、ラッセルさんが事件当日に取材していたようなデモを実施しており、ラッセルさんは「Google Glassを着用していたことで、IT企業社員とみなされ暴行を受けたのではないか」と予測。


IT企業とサンフランシスコ地元住民が抱える問題を踏まえて、ラッセルさんは「IT企業と地元住人が共存できるような都市計画がサンフランシスコに必要。それが実現されると信じている」とコメントしています。

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in メモ,   ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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