「ファミコン風」の映像で大人気のボブスレー・ジャマイカ代表のテーマソングムービー「The Bobsled Song」
映画「クール・ランニング」のモデルとなったことで知られるジャマイカのボブスレー代表チームは、ソチ・オリンピックへの参加資金をクラウドファンディングを利用して世界的に募集し、想定を上回る資金の獲得に成功、2014年2月17日に無事、ボブスレー競技(男子2人乗り)に出場して話題を集めました。そのボブスレー・ジャマイカ代表チームのために作られたテーマソングがYouTubeで公開され、1週間で100万回以上再生されるなど世界的に大人気となっています。
Jamaica Tourist Board – The Bobsled Song
http://bobsledsong.com/
“The Bobsled Song”, The 2014 Winter Olympics Jamaican Bobsled Team Theme Song That Syncs to the Track
http://laughingsquid.com/the-bobsled-song-the-2014-winter-olympics-jamaican-bobsled-team-theme-song-that-syncs-to-the-track/
ジャマイカ代表のテーマソング「The Bobsled Song」を作曲したのはミュージシャンのシドニー・ミルズ氏とジョン・ノター氏で、制作は音楽会社のGroove Guildが担当と、かなりの気合いの入りようです。それもそのはず、制作を依頼したのはジャマイカ政府の観光局で、ボブスレーチームの応援のために国を挙げてのバックアップ態勢がとられたというわけです。
南国・ジャマイカらしいレゲエのリズムに乗ったノリノリの「8ビットのファミコン風」テーマソングムービーはこちらです。
The Bobsled Song - YouTube
スタートするジャマイカ代表。ボブスレーのそりはジャマイカの国旗カラー。
リズミカルな音楽に合わせる映像はこんな感じのファミコン風ムービー。
パイロットがそりの中で左右にダンスするという実際のボブスレーではありえない動き。
コンビネーションもバッチリです。
画面左に映るコースは、ソチ・オリンピックの舞台を忠実に再現。
実際の滑走タイムに合わせて走行風景が作られているというこだわりようです。
本物の走行の様子はこんな感じで、まさに「氷上のF1」。
「IT'S BOBSLED TIME(ボブスレーの時間だぜ!)」というサビのフレーズはかなり印象的で「中毒性あり」なので注意です。
他国の代表チームもノリノリ。
そりから見た実際の映像。右上の建物の構造物から考えて、ほとんど垂直に近い壁を走行している模様です。
コース中盤にさしかかり……
最高速が出る区間へと突入。
あいかわらずノリノリ。
応援する人達もノリノリ。
イルカもジャンプ。
母国ジャマイカは決して雪など降らない南国です。
イルカの後に続いて……
そりまでジャンプするハチャメチャさ。
ビーチで応援。
キューバ・リバーで乾杯。
太鼓もリズミカル。
太陽もサンサン……というか、冬季オリンピックなのですが……
再び映像はソチへ。
いよいよ最終コーナー。
ノリノリの美女と男性。誰!?
ゴール!
そして「IT'S BOBSLED TIME」
The Bobsled SongはBOBSLEDSONG.COMでダウンロードできます。
「いよいよ大舞台。ボブスレー(2人乗り)は2月16日(EST)午前11時15分から」とジャマイカ代表の応援を求める観光局の制作したムービーでした。
◆おまけ
ボブスレー・ジャマイカ代表チームは、大会への参加資金をクラウドファンディングサイトIndiegogoで募集し5万5000ドル(約550万円)以上をゲットすることに成功しましたが、その他にも世界中から寄付金が続々と集まり、ウィンストン・ワッツ選手が「お金が集まりすぎたのでもう寄付しないで!」と記者会見を開くという異例の事態へと発展。
また、ロシア・ソチへ向かう途中でヘルメットやスーツなどの機材一式を空港に忘れるというハプニングにも見舞われ、練習不足のまま本番の舞台を迎えることに。それが響いたのか結果は、30組中30位と最下位に終わりましたが、世界中に愛と勇気と感動と少しばかりの笑いを届けてくれました。
今後も挑戦を続けて欲しいと思わずにはいられないボブスレー・ジャマイカ代表チームですが、ワッツ選手は夢舞台でのさらなる活躍に向けて、人類最速にして母国の英雄でもあるウサイン・ボルトの勧誘を計画中とのことです。
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