約1cmの厚切り牛たんが数量限定で食べられる「喜助」の特切り厚焼定食を食べてみた
焼肉でおなじみの「牛たん」は仙台名物としても知られています。「仙台牛たん」が生まれたのは第二次世界大戦後のことで70年ほどの歴史があり、中でも1975年に創業した「喜助」は牛たん焼きを仙台名物に育て上げ全国に広めた店を自負しています。その自信の品はどんなものなのか、実際にお店に行って食べてみました。
仙台名物牛タン焼の「喜助」
http://www.kisuke.co.jp/
「喜助」は仙台市内に7店舗、都内に3店舗、神奈川県に1店舗、大阪に1店舗ありますが、今回は横浜ランドマークタワー内にあるお店へ行ってきました。
「味の牛たん 喜助」、少し行列ができていました。
おしながき
メインは「牛たん炭火焼定食」で、塩・たれ・みその3つの味が選べて、1人前税込1500円、1.5人前だと税込2050円。今回は数量限定なのでもう品切れかと思っていた「特切り厚焼定食」(税込2000円)があるということだったので、そちらを注文。
ということで5分ほど待つとメニューが揃いました。定食は「牛たん焼き」「麦めし」「テールスープ」「おしんこ」「味噌南蛮」がセットになっています。
特切り厚焼の牛たんは厚みが約1cmあります。切り込みを入れて熟成させているとのこと。
焼肉の牛たんは薄切りでコリッとしたような食感が独特ですが、この牛たんは肉をギュウッと噛みしめられるだけの厚みがあり、しかもサクッと歯が通って肉汁が舌の上に流れてくるので、一口ごとに満足感があります。
皿に端に置かれている味噌南蛮は青唐辛子をみそ漬けにしたもので、仙台牛たん焼きには欠かせないとのこと。
青唐辛子だからといってピリ辛になるわけではなく、みその甘みが唐辛子を包み込んで立派なおかずの1品になっています。牛たんに載せて食べると、肉のズッシリした旨味の合間に甘みが表れてよいアクセントになります。
この牛たんを麦めしに載っけてどんぶり風にするのもアリ。
テールスープには牛テールと白髪ネギが入っていて、飲むと胃を優しく温めてくれるような感覚があります。テールはじっくり煮込まれているので、口の中でホロッと崩れます。
せっかくなので「たんとうふ」(税込300円)も注文してみました。これはたん先の部分をミンチにして秘伝のたれで味付けし、熱い豆腐にかけたもの。和風の麻婆豆腐みたいな感じで、甘辛いようなたれが熱々のとうふにピッタリ。これはごはんのおかずというより、お酒のあて。
ちなみに、たんとうふは毎月12日には税込100円になります。
食後にはずんだもち(税込350円)を注文。
緑色のずんだあんはすりつぶした枝豆を使ったもので、せっかく仙台牛たん焼きを食べるのであれば食べておきたい品です。
1人前税込1500円の「牛たん炭火焼定食」はランチタイム(11時~14時)には税込1300円になりますが、この「特切り厚焼定食」はランチタイムもディナータイムも同じ税込2000円。ランチで「2000円の定食」となるとかなり奮発する形になりますが、ディナーとして食べるのであればお腹をたっぷりと満たしてくれるので選択肢としてアリです。ただし、この味はごはんが進むと同時にビールが欲しくなる味でもあるので、そうなるとサイドメニューが1つ2つと欲しくなり、2000円では済まなくなるかも……。
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