ジョブズの失われたはずの「Lisaマウス」が30年の時を経てタイムカプセルの中から発見される
1983年にアメリカ・コロラド州アスペンで行われたINTERNATIONAL DESIGN CONFERENCEに出席していたスティーブ・ジョブズ氏は、その時に使用していた「Lisaマウス」などをタイムカプセルに入れて地中に埋めました。その後行方がわからなくなっていたカプセルですが、ナショナル ジオグラフィック チャンネルのクルーたちの手によって発見され、30年の時を経てその中身が公開されています。
Steve Jobs' 30-year old Lisa mouse - CNET News
http://news.cnet.com/2300-13579_3-10018326.html
「スティーブ・ジョブズ・タイムカプセル」が掘り起こされ、開封するまでのムービーは以下から見ることができます。
1983年のINTERNATIONAL DESIGN CONFERENCEでスティーブ・ジョブズは、iPadやApp Store、ワイヤレスネットワークを予言するようなテクノロジーについて講演を行いました。スティーブ・ジョブズはカンファレンス後、講演時にLisaコンピュータとともに使用した「Lisaマウス」を主催者たちのアイテムとともに土管型のタイムカプセルに収納しました。
以下が埋められる前のタイムカプセル。
当初の予定では2000年に掘り起こされる予定でしたが、カプセルが埋蔵されたアスペンのエリアで整地計画が行われたことから主催者たちはカプセルの行方がわからなくなってしまったとのことです。
そんな中、2013年9月にナショナル ジオグラフィック チャンネルのクルーたちがカプセルの発見に成功し、発掘から開封までのビデオを公開しました。
クレーン車で土管型のタイムカプセルを持ち上げています。
電動ノコギリで開封したところ
発見されたLisaマウス
中からはBallantineの缶ビールが半ダース、「The Moody Blues」のテープ、ルービックキューブなどが発見され、カプセル中からはカビの臭いが漂っていたとのことですが、幸いにもLisaマウスはビニール袋にくるまれていたため、良い状態で保存されていたとのことです。
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