「早くすべき大事なことを後回しにしてしまう」という悪習慣を断ち切る方法

By Emily Spaide

何かをやらなくてはいけないのに、他のことに気をとられてしまってなかなか前に進めない、むしろ、つい他のことに手を付けてしまって、大事な仕事をどんどん後回しにしてしまう……誰でも多かれ少なかれこのような状況に陥って、後になって後悔してしまったことがあるはずです。そんな状況から抜け出し、もとの生産性が高い状態に戻るための方法について、ブログ「Zen Habits」のライターであるLeo Babautaさんがコラムを寄せています。

Procrastination is a Mindfulness Problem : zenhabits
http://zenhabits.net/read-now/

Zen Habitsは、物事を単純化してシンプルに考えることを提唱する考え方で、その中で仕事を後回しにしてしまう時の考え方と対処方法についての方法論が提唱されています。

仕事を着実に進めるためにはタスクを分解して優先順位をつけ、自分のモチベーションを高めて物事にあたることが効果的であるとされています。この方法だけをとってみれば、それほど大変なものではないと感じますが、実際にはなかなかうまくいかないことも多いものです。それは、今の自分がどのような状態にあるかということを認識していないことが原因だとLeoさんは語ります。うまくいかない原因は物事にだけあるのではなく、取り組む自分の側にも存在するという事実に気づくことが重要なのです。

◆まずは現状を把握する

By Chun - Yu Yu

仕事がうまく進まない時には、自分の側にも問題があることがほとんどです。そんな時によくある自分では気付きにくい心の状態を以下のようなパターンに分類しています。

◆1:「破滅を導く本能」に従っている
ふと気を抜くと、メールをチェックしてしまったり、SNSやニュースサイトを見に行きたくなったりすることがあります。また、目の前の問題を後回しにして、楽な仕事を選んでしまうこともあるでしょう。そんな自分に気づくことがまずは重要です。

◆2:難しい問題から逃げようとしている
人間の意識というものは、逃げたいと思っている課題の中でも特に難しいポイントに特に集中してしまい、「難しい」とか「めんどくさい」「時間がかかる」などの先入観を持ってしまうものです。この傾向を認識すれば、目の前のタスクに直面できるようになり、課題を細かい個々のステップにブレイクダウンできるようになります。

◆3:漠然とした恐怖心
物事を後回しにしてしまう原因には「恐れ」があります。失敗する恐れ、成功する恐れ、そして自信の喪失など……しかし、ほとんどの場合はその「恐れ」に気がついておらず、気付かないうちに「恐れ」によって行動を支配されていることがあります。ひとたびその「恐れ」を白日の下にさらしてみると、実は恐るるに足らないちっぽけなものだったりするのです。最悪のケースに「恐れ」を抱いていたとしても、実はそれほど大きな問題ではないこともよくあるものです。

◆4:やる気が起こらない
仕事に取りかかる際に十分なモチベーションを持たずに始めてしまい、あれやこれやと横道にそれてしまうこともよくあるでしょう。しかし、モチベーションがハッキリしていると一つのことに集中することができます。モチベーションを明確にできていないこと、または強いモチベーションを自分に与えていない状態に気付くことが重要です。

◆5:優先順位がつけられない
ひとたび仕事に追われてしまうと、優先順位を付けることができなくなってしまうものです。そんな時は、一歩下がって気持ちを落ち着かせ、何が一番大事なことかを見つめ直し、「今、自分は仕事でテンパっている」という状態に気付くことが重要です。

◆6:メールをチェックしたい衝動に駆られる
突然メールやニュースをチェックしたくなる気持ちに襲われることはありませんか?ブラウザには多くのタブが立ち上がっており、5分とたたない間に何度も巡回して最新情報をチェックしてしまう……これは、常に最新の状態であり続けないと何かを取り損なってしまうかもしれないという漠然な恐れから生まれる衝動です。実際のところ、それらの衝動によって得られる満足というものは、ほんのささいなものであることがほとんどです。

これらの例は、私たちが物事をつい後回しにしてしまう時に見られる傾向を示したものです。それでは、このことに気付いて意識するためには、どのようにすれば良いのでしょうか?

◆どうやって自分に気づかせるか

By Dan Thorburn

日常のルーチンワークにとらわれてしまうと、なかなかそこから抜け出せなくなってしまい、現状を見つめ直す機会を得ることができなくなります。そんな時は、以下のような方法で自分にペースを引き戻すことができるかもしれません。

◆1:最悪の結末を思い浮かべる
物事を後回しにすることは、百害あって一利なしと言えます。結果的に、自分がやりたかったことが実現できなくなり、抱いていた夢もかなわぬままとなってしまうでしょう。新しいことを学んで、自分の限界を広げることもできないままになってしまいます。

◆2:宣言する
たとえば、紙に「自分の状態を見つめ直す」などと書き出しておいて、毎朝最初にチェックする・他の人に宣言する・ブログやTwitterに書いてしまう、などの方法で自分の考えを誰かに伝えてしまい、定期的にチェックしてもらうという方法も効果的でしょう。

◆3:意志をはっきりさせる
何か物事に取りかかる前に、少し時間をとって自分の意志を明確にすると良いでしょう。そのことが最終的な成功に関与する割合は低いのですが、きっかけ作りにはなるはずです。

◆4:リマインダーを活用する
数時間ごとにリマインダーを鳴らして定期的に自分の状態を確認し、仕事を後回しにしていないかを確認することも効果的です。

◆5:シグナルに気づく
仕事の進捗が心配になってきたときや他のことに気をとられ出した時は、後回しにしたい気持ちが湧いてきたことの現れです。そんな時は一息ついて、もう一度自分自身の状態を確認するようにしましょう。

ただ何となく「仕事が進まないなぁ」と悩みながら仕事をするよりも、定期的に自分の状況をチェックする習慣をつけると、仕事の効率がアップしてよりよい成果を上げられるようになるかもしれません。

By Vic

・関連記事
「仕事で出世できない7タイプの性格の人たち」を見分けて対処する方法 - GIGAZINE

「あと1時間寝させて」は体のパフォーマンス向上やクリエイティブさを引き出すのに効果的 - GIGAZINE

CEOや会社役員などの管理職が劇的な失敗を起こす7つのダメな習慣 - GIGAZINE

天才たちのようにクリエイティブな才能を発揮するための6つのヒント - GIGAZINE

知能を高める5つの方法 - GIGAZINE

20時間で英語や楽器など新しいスキルを身につけるための4つのコツ - GIGAZINE

仕事と家庭を両立させるために、日々忙しく働く人たちが行うべきこととは? - GIGAZINE

睡眠不足による疲労の状態は「ほろ酔い」と同レベルの状態であることが判明 - GIGAZINE

昼から夕方の6時間労働がクリエイティブな仕事をする人にとって最適である理由とは? - GIGAZINE

in メモ, Posted by logx_tm