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腕の上でプラネタリウムが完成する「Midnight Planétarium」


夜空の美しさを何とかして再現しようと、家庭で簡単に組み立てて使えるプラネタリウムも販売されていますが、星々の輝きをさらに身近で楽しめるようにしたのが「Midnight Planétarium Poetic Complication」です。

SIHH 2014 - 3D video of the Midnight Planétarium Poetic Complication™ - YouTube


画面に現れたのは劇場内部の様子。舞台の上には天体が浮かんでいます。


舞台は円の形で切り込みが入れられており、その隙間から惑星が動かされ、円を描いています。


天井からぶら下げられるライト。


人工の星空が広がっています。


舞台の中心にズームイン。


そしてカメラの位置が床へ床へと下がっていきます。


幻想的な舞台の下で絶え間なく動くのはいくつもの歯車。


規則正しい動きを繰り返します。


いくつもの歯車やゼンマイが姿を現し……


くるんと回転、再び舞台が現れるのかと思いきや……


時計が登場。


舞台で星々が回っていたように、時計盤の上でも太陽を中心に6つの星が動き、時間を伝えます。


そして先ほどの内部構造が舞台装置ではなく、時計のものだったことが明らかになるのでした。


これはジュエリーや時計を製造・販売するVan Cleef & Arpelsの製品で、1月20日から行われていた国際高級宝飾時計展SIHH 2014に出品されたもの。時計全体の様子はFacebookでも公開されています。

Van Cleef & Arpels | Facebook
https://www.facebook.com/vancleef.arpels

特殊な台座の上に載せて、組み立て作業中の時計。


「Van Cleef & Arpels」とブランド名が入ったプレートが載せられます。


プレートはこんな感じ。


時計の表面に文字盤を載せて……


ケースをかぶせます。


完成。非常に細かな星くずが散りばめられているので、遠目で見るとシンプルな仕様にも見えます。


しかし、近づいてみると非常に幻想的で輝きを放っていることが分かるのでした。なお、時計のパーツは全部で396個。


「the Midnight Planétarium」はPoetic Complicationsというシリーズの作品で、SIHH 2014ではこの他にもいくつかの時計が公開されました。以下は星座をモチーフにしたMidnight Nuit timepieces


これも気が遠くなるような手作業です。


以下はMidnight Constellations timepieces


1つ1つ彩色が行われていきます。


なお、価格は公開されていないため欲しい場合は直接メーカーに問い合わせる必要があるのですが、同ブランドからは2万ドル(約200万円)から5万ドル(約500万円)の時計も販売されているので、「気軽に購入を」とはいかないかも……。

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in ハードウェア,   動画,   デザイン, Posted by darkhorse_log

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