スマートフォン向けに最適化されたはずのサイトが犯した7つの大罪
By Nukamari
PCで閲覧できるサイトの中には、スマートフォン向けサイトを別に作成しているものがあります。ユーザーエクスペリエンスを向上するために作られたはずのスマートフォン用サイトの中には、不便な要素を含んでいるものが多く存在しているようで、Umer Mansoorさんが「スマートフォン向けに最適化されたはずのサイトが犯した7つの大罪」として、スマートフォン用サイトの悪い例を公開しています。
7 Deadly Sins of Mobile Websites | 10K-LOC
http://10kloc.wordpress.com/2013/12/26/7-deadly-sins-of-mobile-websites/
◆01:ロード時間が長すぎる
ロード時間はサイトを成功させるために重要な要素の1つ。サイトに多くの高画質画像やJavascriptを含んでいると、ロード時間が極端に長くなりユーザーをイライラさせてしまいます。
◆02:表示されている文字が多すぎる
多くの文字を表示しているサイトは、読みにくく肝心な情報がユーザーに伝わってきません。話し上手な人が必要な情報をうまく盛り込みつつ簡潔に話をまとめるように、サイトも文字を少なくして情報の取捨選択をしっかりと行うほうがよい、とのことです。
◆03:使えないナビゲーションメニュー
メインメニューボタンが隠れている・ボタンが小さすぎる・ボタン同士が近すぎてタップしにくいなど、使えないナビゲーションメニューをリストアップしだすときりがありません。Mansoorさんは何回タップしても、意図しているボタンの下にあるボタンをタップしてしまう経験があり、指が太い人のことも考慮してサイトをデザインして欲しいとのこと。
◆04:PC用サイトと全く違うコンテンツやデザイン
PCで閲覧したときは見やすかったのに、スマートフォンで見てみるとサイトのデザインやコンテンツが大きく変わっており、同じサイトであるかさえ疑ってしまうものがあります。
◆05:ポップアップ
アクセスしているサイト専用のアプリのダウンロードを促すポップアップが表示されることがあります。Mansoorさんによると、スマートフォンサイトは使いにくい場合もあるが、サイト専用のアプリよりはましであるとのこと。ポップアップはユーザーエクスペリエンスを向上しているどころか、低下させる原因の1つ。
◆06:全く機能的でない自動リダイレクト
スマートフォンでPC向けのサイトを閲覧していると、スマートフォン用のサイトに自動でリダイレクトされることがあります。自動リダイレクトの中には、PC版のどのページを開いても、リダイレクト先がスマートフォン用サイトのトップページに設定されていて、全く見たいコンテンツにたどり着けないことがあるそうです。Googleは自動リダイレクトについて専用のページを用意しており、サイトオーナーに注意を促しています。
◆07:多すぎるバナーや広告
スマートフォンの小さなディスプレイでサイトを閲覧するのに、バナーや広告が多すぎては肝心のコンテンツが見えにくくなってしまいます。
「スマートフォン向けに最適化されたはずのサイトが犯した7つの大罪」は、スマートフォン用のサイトを閲覧していると一度は感じたことのあるものばかりで、思わずうなずいてしまう内容になっていました。
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