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2014FIFAワールドカップを控えた現在、ザックジャパンは海外メディアからこんな風に見られている

By Clive

2014年は4年に1度のワールドカップ開催イヤーで、6月12日から7月13日までの期間、ブラジルにて2014 FIFAワールドカップが開催されます。イタリア人のアルベルト・ザッケローニが率いるサッカー日本代表チーム(通称、ザックジャパン)もこの大会への出場を決めており、2010年の南アフリカ大会時よりも良い結果を収めることが期待されています。

チームの中にはヨーロッパの強豪チームでプレーする香川真司長友佑都本田圭佑といった選手が存在し、オランダと2-2で引き分けたり、フランスに1-0で勝利したりと、世界の強豪国相手にも善戦しています。日本に住んでいると国内メディアのザックジャパン評価ばかり目にするのが普通ですが、海外メディアからはどのように見られているのでしょうか?

◆Daily Star

World Cup 2014 Japan Team Profile | World Cup 2014 | Sport | Daily Star. Simply The Best 7 Days A Week
http://www.dailystar.co.uk/world-cup-2014/354310/World-Cup-2014-Japan-Team-Profile


イギリスのDaily Starは「ザックジャパンは強豪国相手にも戦えるチームである、ということを複数の試合を通して示している」と評価。しかし、ザックジャパンの中でセンターバックのポジションが特にもろく、一流の選手と対峙した際にはこのポジションがチームの敗北の原因になるのではと指摘、さらにセンターフォワードの選手は十分にアピールできていないとも記述しています。

ザックジャパンの中のスター選手としては本田圭佑選手を挙げ、「本田はプレーでチームメイトを導く偉大なリーダーで、彼のドリブルはパスサッカー主体の現代において欠かせないものだ」と紹介しています。さらに、「4年前よりもはるかに面白いサッカーが期待できるだろうし、トーナメントのベスト16で満足してはいけない」とザックジャパンに対する高い評価が感じられました。

By James

◆デイリー・メール

World Cup 2014: Your guide to Group C with Colombia, Ivory Coast, Greece and Japan | Mail Online
http://www.dailymail.co.uk/sport/worldcup2014/article-2518995/World-Cup-2014-Your-guide-Group-C-Colombia-Ivory-Coast-Greece-Japan.html


イギリスで最も古いタブロイド紙のデイリー・メールは、香川真司をクリエイティブなビジョンと攻撃に関する高いポテンシャルを持ったミッドフィルダー、本田圭佑は素晴らしいパスと優れたフリーキックを蹴ることができる選手であると紹介。

そして、ザックジャパン全体については「よく走るサイド攻撃と、ザッケローニがもたらしたイタリア式のディフェンス意識」を評価しており、勝つのは困難な相手とも記述しています。


◆ガーディアン

Confederations Cup: Five things we learned | Jonathan Wilson | Football | theguardian.com
http://www.theguardian.com/football/blog/2013/jul/02/confederations-cup-brazil-nigeria-spain


2013年の6月に開催されたFIFAコンフェデレーションズカップ2013、これに出場したザックジャパンの印象をイギリスのガーディアンは「日本はアジアでトップレベルのナショナルチームですが、他大陸のトップチームとの間にはまだ差があります。また、トップクラスのセンターフォワードが不在という問題は残ったままです」と、トップレベルのナショナルチームとザックジャパンとの差を強調、そして頼れるセンターフォワードの不在を指摘しています。

さらに、ザックジャパンの中心選手である遠藤保仁について、「遠藤保仁がコンフェデレーションズカップの3試合で成功させたパスは151本で、グループステージで敗退したチームの中で最も多いパスを成功させました。しかしこのパス成功数は、彼のボールの扱い方が少し用心深すぎる、ということを示すのではないか」とも指摘しており、強豪国との力の差はまだ大きいこと、そしてその差を埋めるにはよりリスクを負ったプレーをしても良いのでは、としています。

By Simon Williams

◆インデペンデント

World Cup 2014: Your guide to Group C - Colombia; Ivory Coast; Greece; Japan - World Cup 2014 - Football - The Independent
http://www.independent.co.uk/sport/football/international/world-cup-2014-your-guide-to-group-c--colombia-ivory-coast-greece-japan-8989438.html


海外メディアが注目するのはビッククラブ所属の選手が多いですが、インデペンデントはザックジャパンの要注意選手として岡崎慎司を挙げています。所属クラブで今季8ゴール、日本代表で通算36ゴールを記録しているストライカーへの注意を促したのは、6メディアの内The Independentのみ。

◆デイリー・テレグラフ

World Cup 2014: Blagger's guide to Japan in Brazil - Telegraph
http://www.telegraph.co.uk/sport/football/world-cup/10497458/World-Cup-2014-Blaggers-guide-to-Japan-in-Brazil.html


テレグラフでは、サッカー日本代表のワールドカップでの成績や本田圭佑・香川真司などの2選手を紹介。そして、日本代表チームについては「素晴らしい技術を持ち、スピードがあり、優れたサイド攻撃をしかける」と評しています。

また、「日本」から連想される単語として、寿司(30%)・カラオケ(30%)・空手(20%)・相撲(10%)・新幹線(10%)を挙げています。

◆SB Nation

World Cup 2014 Draw results: Group C sees Colombia take on Japan and the Ivory Coast - SBNation.com
http://www.sbnation.com/soccer/2013/12/6/5181934/fifa-world-cup-2014-draw-group-c


そして最後のSB Nationは、日本は2002年の日韓ワールドカップ以後、継続して実力を伸ばしてきており、前回大会時に本田圭佑がフォワードのポジションでプレーしなければならなかったときよりも確実に強力なチームになっていると評価。また、前回大会後に頭角を現してきた新しいスター選手として、香川真司を挙げています。

そして、コートジボアールとの試合がザックジャパンにとってグループリーグ突破をかけた大一番になるだろうとしていますが、コートジボアールとザックジャパンの実力は非常に均衡しており、グループCの2番手を予想するのは非常に難しい、としています。

これらの海外メディアの反応を見ると、ザックジャパンの実力を高く評価しているところが多く、特に世界的にも名の通った本田圭佑・香川真司の両選手には多くの注目が集まっていることが分かります。また、ザックジャパンのサイド攻撃を高評価しているメディアも多く、チームの特徴はよく知られていると考えておいて間違いなさそうです。ザックジャパンのウィークポイントとしてセンターフォワードを挙げているメディアが多いので、このポジションの選手の奮起が、ザックジャパンの快進撃を支えることになるのかもしれません。

By Tsutomu Takasu

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in メモ, Posted by logu_ii

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