携帯電話の電波を可視化すると世界はこんな風に見える

携帯基地局が出す電波を使うことで、携帯電話はモバイルネットワークに接続できます。日本ではdocomoやau、ソフトバンクなどが3GやLTEといったモバイルネットワークサービスを提供していますが、これらのネットワークに色をつけて目で見えるようにすると、世界はどのように見えるのでしょうか？

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携帯電話に電波を届ける役割を果たすのが基地局で、これは世界の至る所に設置されています。セル方式の基地局では、基地局がカバーするエリア(セル)を正六角形として、複数の基地局を設置することで正六角形を敷き詰めるようにエリアをカバーしています。このセルの中にいるユーザーには異なる周波数(チャンネル)が割り当てられます。以下の画像では、このセル内のチャンネルを知覚できる色に変換することで、空間には多くの電波が飛び交っていたりそれらが交差していることを示しています。なお、人口密集地帯ではより多くのユーザー(携帯持ってる人)が集まるので、これらの地帯ではセルが他の場所よりも小さくなります。

この画像はシカゴの電波の様子を可視化したもの。画像の右側にはミシガン湖が広がります。

ニューヨークシティでは建物の上に多数の基地局があり、これにより多くの人をカバーできるようになります。

これはワシントンDCにあるハーバートC フーヴァー・ビルディングの様子。

ハリウッドヒルズの様子はこんな感じで、タワーから3つの異なるチャンネルを、3方向に放射しているのが分かります。

これらの画像は、Swanson School of EngineeringのMarlin H. Mickle博士や、University of Illinois at ChicagoのDanilo Erricolo博士、ワシントン大学のPavel Nikitin博士、テキサス大学アーリントン校のJung-Chih Chiao博士、Southern Illinois UniversityのFran Harackiewicz氏やサウス・ダゴタ・スクール・オブ・マインズ & テクノロジーのDimitris E. Anagnostou博士などの協力の下作られたものです。