ディスプレイの周囲をうっすら照らして目の疲れを激減させる光システム「Lightpack」
テレビやPCを長時間見続けると、どうしても目に疲れを感じることがあります。ブルーライトをカットする眼鏡を着用すれば目の疲れを多少減らすことができますが、つけた感覚が好きになれないなどの理由で専用のメガネを使用しない人もいます。「Lightpack」は、テレビの背面にセットしたデバイスが、ディスプレイ上の光を分析して、適切な光でテレビの周囲をうっすら明るくするという、全く新しい方法でディスプレイを見るときの目の疲れを軽減する製品です。
Lightpack — ambient backlight for your displays by Woodenshark
http://lightpack.tv/
Lightpackがどのようなものかは、下記のムービーから確認できます。
Final-cut-3-RU-on - YouTube
こちらがLightpack本体。
LightpackにはLED付きのケーブルが10本ついています。
Lightpackを使用するには、本体をテレビの背面にセットし、専用のソフトウェアをインストールしたPCとUSBケーブルで接続。
次にLightpack本体に接続したLEDを背面の周囲に設置すれば、セッティング完了です。Lightpackのセッティングにかかる時間は、15分あれば十分とのこと。
実際に使用すると、ディスプレイ上の色に合わせた光でテレビの周囲を照らしてくれます。
ディスプレイに複数の色がある場合でも、細かく色を調整。
Lightpackは、暗い部分と明るい部分を適切に読み取り、光を変化させます。
黄色っぽい色はこんな感じです。
ディスプレイが暗い場合は、薄暗い青色の光。
こちらはゲームをプレイしているところです。
アニメのように配色が多くても問題なし。
Lightpackを使用すれば、目の疲れを軽減できる他、臨場感あふれる光の演出を楽しめそう。
Lightpackを使用するのに必要な専用のソフトウェアでは、細かい色の設定をお気に入りとして保存しておくことが可能です。ただ、Lightpackの製作者は、あくまでも目の疲れを減らすことを目的としており、光を調節して映像の迫力を増加させることはオススメしていません。
スマートフォンやタブレットで色の調節などを行う、専用のアプリもあります。
ディスプレイの明るさが急激に変化する場合、光の強弱に合わせて大きさを変化させる黒目は、過剰な動きを強いられることになります。明るい場面から暗い場面、そしてもう一度明るい場面といった具合にディスプレイの光が変化するとき、黒目は約3分5秒かけて、その大きさを調節します。
Lightpackを使用すれば、暗いシーンでもうっすらと明るくしてくれるため、黒目は最大まで大きさを変化させる必要がなくなります。そのため、黒目の動きは少なくなり、大きさを調節する時間も約2分ほど短縮し、目の疲れを激減させられるわけです。
LightpackはPCやテレビを長時間使用したり、映画観賞時やゲームのプレイ時に部屋を暗くするといった人に最適の製品。Lightpackの公式サイトでは、現在品切れ中で予約のみ受け付けています。
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