ハードウェア

自分で組み立ててゲーム作りからコードの学習もできるコンピュータ「Kano」


Raspberry Pi搭載のミニコンピュータを自分で組み立て、さらにゲームを作りながらコードの勉強も行えるのが「Kano」です。世界中の誰でも簡単に使えるような仕組みになっており、ハードからソフトウェアまで横断的に学べるキットになっています。

Kano: A computer anyone can make by Kano — Kickstarter
http://www.kickstarter.com/projects/alexklein/kano-a-computer-anyone-can-make


全年齢対応で世界中の誰でも使えるコンピュータになっているKano。ゲームを作りながらコードについて勉強することができます。


上段左から説明書(イラストで直感的に分かるよう書かれている)・SDカード(Kano OSとKano Levelsが入っている)・スピーカー・マザーボード、中段左からキーボード・カスタムケース(マザーボードを中に収納)・天板・ステッカー、下段左からHDMIケーブル・miniUSBケーブル・電源プラグ・Wi-Fiモジュール。


マザーボードをカスタムケースと天板で包み……


各種ケーブル・Wi-Fiモジュール・SDカードを説明書通りに接続。


Kanoの本体は片手で持てる位に極小サイズ。


これにキーボードや……


スピーカーも接続。


モニターに接続すればすぐに使えるようになります。


実際にKanoを組み立てている様子は以下のムービーで見ることができます。

How to Make a Computer (in 107 Seconds) - YouTube


Kanoは独自のOSで動作し、大抵のDebian系パッケージソフトの動作が可能。また、オリジナルのKano Levelsという6つのソフトウェアも入っており、HDビデオの再生や音楽を聴くこともできます。


KanoではKano Blocksというビジュアルプログラミング言語が使われており、これはGoogleのblocklyにインスパイアされたもの。Kanoを使ってコードについて学ぶ際はMinecraftポンのようなゲームをただプレイするのではなく、コードをいじりながらゲームを作成することでコードについて学べる、というわけです。

Pong with Kano Blocks - YouTube


Minecraft with Kano Blocks - YouTube


このKanoは現在Kickstarterにて出資を募っている最中で、119ドル(約1万2000円)の出資でKanoキット一式をゲット可能(全世界配送料込みで119ドル)で、配送は2014年の7月予定となっています。さらに、199ドル(約2万円)の出資を行えばKanoキット1つを自分用にゲットし、さらに1つのキットをKanoがサポートする世界中の子どもたちにプレゼントすることが可能。Kickstarterで出資を募る前にプロトタイプのKanoキットを200個販売したという実績もあり、出資を募りだしてからたったの5日間で目標金額の10万ドル(約1000万円)をはるかに超える65万ドル(約6600万円)以上の金額を集めています。


なお、出資の期限は12月20日の午前4時54分までとなっています。

・つづき
ゲーム感覚でプログラミングを学べる小型PCキット「Kano」を使ってみました - GIGAZINE

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in ハードウェア,   動画, Posted by logu_ii

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