Googleが建設中の海上巨大建物は「豪華ショールーム」という説が急浮上
先日、Googleが建設しているとみられる巨大な海上建造物がポートランド沖に輸送され、海上データセンターではないか?という憶測が流れましたが、この謎の施設は「ショールーム」であるという説が新たに唱えられています。
Google’s Secret Revealed: Barge To Offer High-End Showrooms, Party Deck « CBS San Francisco
http://sanfrancisco.cbslocal.com/2013/10/31/googles-secret-revealed-barge-to-offer-high-end-showrooms-party-deck/
当初、この巨大な"はしけ船"形態の巨大施設は、Googleの海上データセンターであるというのがもっぱらの噂でした。これは、Googleが、2009年に洋上データセンターに関する特許を取得したことが根拠とされていました。
しかし、情報筋は、Googleがこの建物を、報道陣を含む特別な顧客を招いて新サービスや新製品の発表を行う"豪華なショールーム"として利用するつもりであるという情報をリークしました。Googleは、Appleとその小売チェーンに対抗するべく1年以上前からこのプロジェクトの準備を進めてきており、この巨大ショールームはGoogleの"秘密の研究施設"として知られるGoogle Xで設計・開発され、Googleの共同創立者セルゲイ・ブリンが指揮を執っているとのことです。
また、この施設に入ったとする情報筋によると、建物の1階から3階までは照明に飾られたショールームになっており、また屋上にはバーのようなパーティー用デッキも完備されており招待客を楽しませることができるということです。
By Trey Ratcliff
さらに、この巨大施設は、40フィート(約12メートル)のコンテナから構成されており、解体し再構築することが可能であるとのこと。このショールームは、はしけ船として海上を移動できるだけでなく、解体されればトラックやトレーラーで移動することもでき、Googleは世界中のどこでもこのショールームを披露できるということです。
By Marcus Böckmann
このプロジェクトは、沿岸警備隊によって、連邦政府による安全認証が必要であると判断されたため、当初の計画よりも遅れているそうです。なお、沿岸警備隊職員は、建物の検査を行ったこと自体は認めたものの、詳細については守秘義務を理由に明かしませんでした。
Googleは、依然、沈黙を続けており、この謎の施設が何であるのかは正式な発表を待たねばなりません。しかし、もし今回のリーク情報が正しいとすれば、次世代GoogleグラスやChrome OSがこのショールームで発表されることもあるかもしれません。
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