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Adblock Plusのホワイトリスト入りしているのは申込企業の9.5%にすぎないと公式発表


ウェブサイト上に表示される広告をブロックするブラウザ拡張機能である「Adblock Plus」には、ホワイトリストに入っている特定の広告は非表示にしないという機能もあります。このホワイトリストに入っている広告主は、リスト入りを申し込んできた企業のうち9.5%だけであることが公式ブログで発表されました。

Adblock Plus and (a little) more: Acceptable Ads by the numbers
https://adblockplus.org/blog/acceptable-ads-by-the-numbers

Adblock Plus: Only 9.5 percent of advertisers that apply are whitelisted - Neowin
http://www.neowin.net/news/adblock-plus-only-95-percent-of-advertisers-that-apply-are-whitelisted

Adblock Plusは「ブラウジングの際に邪魔なバナーが消えて助かる」とユーザーに重宝されていますが、パートナー企業からの広告はブロックせずに配信しお金を受け取っているという裏の面も持ち合わせています。


数ヶ月前のレポートによれば、Googleがホワイトリスト入りのため、Adblock Plusの運営会社である有限会社Eyeoに対価を支払っていると発表されました。今のところ、この発表に対するAdblock Plusの公式コメントは出ていませんが、Adblock PlusのFAQページで「我々は『控えめな広告』の基準を満たしている、複数の広告提供先から支払いを受けている」ことを明言しています。


10月7日に、Adblock PlusのPRマネージャーであるベン・ウィリアムス氏から投稿されたホワイトリストに関するブログによると、2011年からホワイトリスト化を申し込んできた広告主の数は777にのぼり、その内の半分以上は「控えめな広告」の条件を満たしていないとして申し込みを拒否。ホワイトリスト化の許可率は9.5%にとどまっており、許可された広告主の総数は148とのこと。


また、ウィリアムス氏は、「148の広告主のうち、90%以上は無料でホワイトリスト化しています。Adblock Plusの規定する『控えめな広告』の基準を満たすことで、広告主はコストをかけることなくホワイトリストに入ることを許可されます」と話しており、やみくもに申し込みを断っているわけではなく、基準を満たす企業のホワイトリスト化を支持すると述べています。

By Pascale PirateChickan

なお、Adblock Plusの「控えめな広告」の基準は
・アニメーションせず音も鳴らない静的な広告であること
・テキストのみで目立つイメージを使っていないことが好ましい
・表示されているページのコンテンツと混同するようなものではないこと
・文章の中に挿入されるテキスト広告ではないこと
・ページ上部に配置されていてユーザーがコンテンツを見ようとしたときにスクロールが必須になるような状態ではないこと
・サイトの高さ(700ピクセル以上を想定)の33%以上を占めないこと
・サイトの幅(1000ピクセル以上を想定)の33%以上を占めないこと
などが挙げられており、ホワイトリスト化してもOKかどうかはAdblock Plusのフォーラムで議論が行われています。

「控えめな広告の定義は支払い総額に応じて決まる」といううわさも出ていましたが、ブログの通りであれば、この基準を満たせば無料でホワイトリストへの申し込みが許可されるようです。

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in メモ,   ソフトウェア, Posted by darkhorse_log

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