日本では到底考えられない海外の危険・禁止標識いろいろ

上記画像はFacebookの「いいね!」が禁止されているわけではありません。道路上に出てくる標識は突っ込みどころが満載で、特にカンガルー・アルマジロ・ビクーニャといった動物系は見つけると興奮します。北欧ではスノーモービルまで出現。日本人には真似できない、標識のゆるい使われ方もありました。
こんにちは、自転車世界一周の周藤卓也@チャリダーマンです。走行中、滞在中に集めた標識コレクションをまとめてみました。海外ではいろんなことに注意が必要です。
◆動物
オーストラリアで注意が一番必要なのがカンガルー。道路上には事故死したカンガルーの亡骸がたくさんあります。

二本脚で颯爽と駆け抜けるエミューにも注意

可愛らしいウォンバット

ハリモグラは卵を産む哺乳類で、世界でもオーストラリアにしか生息していません。

みんなの人気者コアラの標識もありました

オーストラリア中央を縦断する道路には日本語で「動物に注意」の看板。観光名所のウルル(エアーズロック)があるので、日本人ドライバーも多いのかもしれません。

ラクダ、ウォンバット、カンガルーが揃ったナラボー平原。ノースマンからセドゥナまで1200kmの区間で町がないオーストラリアらしい場所でした。

カナディアンロッキーではビッグホーンシープに……

マウンテンゴート、そして……

エルクに注意しなければいけません。

グアテマラのマヤ文明の遺跡が眠るティカル国立公園で見かけた標識、まずはピューマ。

ハナグマ

シチメンチョウみたいな鳥

そして蛇の標識も見かけました

世界中で一番見かける動物の標識は牛だと思います

羊もちらほら

鹿も多いですね

「北欧でたくさんのトナカイを見に行きませんか?道端で撮影した珠玉のトナカイコレクション」でも記事にしましたが、北欧にはトナカイがいっぱい。

「モロッコ南部、西サハラのどこまでも広がる果てないサハラ砂漠の美しさと道路を横切る野生のらくだ達」でも記事になっているラクダ。

「タンザニアでサバンナを歩くゾウやキリン、思い描いていたアフリカに到達」の記事でも紹介したゾウ。

クロアチアのイノシシ

ナミビアのイノシシの方が強そう

アメリカのブライスキャニオン国立公園にはプレーリードッグの標識

コロンビアでオオアリクイを発見していて喜んでいたけれど、インターネットで画像を調べるとアルマジロに似てますね。

アンデス山脈の高地ではビクーニャに注意が必要です

日本では沖縄でカメに注意

西表島ではイリオモテヤマネコ

対馬ではツシマヤマネコに気をつけていました

◆乗物
ボスニア・ヘルツェゴビナでは、除雪車が通るようです。

北欧のスウェーデンでスノーモービルの標識を発見

アメリカのトラクター

サイクリスト大国であるコロンビアの自転車の標識はフルサスペンション

子どもが喜びそうなショベルカーの標識もコロンビア

トラクターのペルーバージョン

橋の手前の重量制限に戦車。韓国では朝鮮戦争が身近に残っています。

◆人物
日本でもお馴染みの標識は、韓国とも共通でした。

全速力で駆け抜けているカザフスタン

トルコの標識はきめ細やか

マケドニアの標識は、どうみても不審者から逃げる女の子。この標識は旧ユーゴスラビア共通でした。

モンテネグロでも同様

セルビアにもあります。

繁華街だったので、本当に注意して欲しいマリ。

なんだか微笑ましいジンバブエのお二方

お顔がまん丸だったコスタリカ

エクアドルの標識は、学校にでも遅刻しそうな姿です。

トルコの横断歩道を渡る紳士は力作

グアテマラも帽子をかぶった姿

ぎこちない歩き方のモルドバ

パナマの標識は歩き方どころか、なんだかモヤっとしてしまいます。

こちらもパナマでお尻が強調されています

道路工事中のトルコの標識は迫力満点

でも、こっちの方が可愛いですよね。スウェーデン。

◆禁止
農業国オーストラリアでは州を越える際、防疫のために野菜・果物が持ちこめないことがあります。

マレーシアの繁華街に屋台は乗り入れできません

タイの日本人宿でも、大麻は当然禁止です。それでも吸っている人がいたというのが、悲しいところなんですけど。

中国では電柱に登ってはいけません

フランスでも橋から河に飛び込む人がいるんですね

モロッコの進入禁止の看板。アラビア語は何がなんだか分かりません。

「いいね」ではなくて「ヒッチハイク」の禁止。広大なナミビアでは、交通手段となっています。

公共施設に銃は持ち込めません。アメリカを感じる禁止のマーク。

たくさん禁止されていたコロンビアの食堂

馬車の乗り入れが禁止されていたコロンビアの繁華街

ラジカセ禁止が目立ったエクアドルのバス停

スペイン語の「PARE」はストップの意味

ペルーの庶民の足であるモーターバイクといえど、中心部では禁止されていました。

◆珍しい
「オパールの都」とさえるオーストラリアのクーバーペディ近郊では落とし穴に注意。

スコールのやって来るマレーシアではこんな標識がありました。この先に立体交差があって雨宿りできるようになっています。

国土の大半をポルダーと呼ばれる干拓地が占めるオランダでは、発達している排水路の跳ね橋にも注意が必要でした。

道路の先は行き止まりになるので気をつけてください。フィヨルドが発達したノルウェーの標識で、この先はフェリー乗り場。

砂漠が広がるナミビアの海岸線では、砂に注意しないといけません。

ここから先は未舗装と教えてくれるナミビアの標識

対向車が眩しくなるので、ロービームに切り替えてください。コロンビアでしか見かけない標識。

アンデス山中を走ったエクアドルでは、火山に注意しないといけませんでした。

ペルーでは大量の土砂崩れに注意

オーストラリアで見つけた土砂崩れの標識は、誰が悪戯したのでしょう?

車とぶつかっても傷一つ無い牛が面白い。オーストラリアでは牧場のように、牛が徘徊している場所があります。

下り坂に注意

「下り坂に注意」の角度を変えると「上り坂に注意」に変わりました

更に角度を変えると激坂になります。日本だとこの方法は考えられませんが、南米は緩やかですからね。

こちらも南米はペルーで、横断歩道の看板が外れてさかさまに。

これ以上に、世界中にはたくさんの標識があるでしょう。何が出てくるか分からないので、これからも楽しみにしながら走っていきます。
(文・写真:周藤卓也@チャリダーマン
自転車世界一周取材中 http://shuutak.com
Twitter @shuutak)
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