もふもふなフクロウの知られざる真実をまとめた「True Facts About The Owl」
By Christina (unknown comic)
思わずなでなでしてしまいたくなるくらい愛らしいフクロウですが、外見のかわいさが先行してしまい、フクロウの特徴や生態について熟知している一般の人はあまり多くないようです。そんなフクロウの興味深い生態について、ブラックコメディテイストで解説してくれているムービー「True Facts About The Owl」が公開されています。
True Facts About The Owl - YouTube
こちらはかわいい赤ちゃんフクロウ。
産まれたてのフクロウには風切羽が生えていないために、飛ぶことはできません。
フクロウの特徴的な大きな目は立体視が可能で、広範囲において周囲の対象物を把握できるとのこと。
フクロウの目は眼窩に固定されているため動きませんが、頭を上下左右に回転させて周囲を見ることが可能
くるり。
フクロウは時々頭を上下に振ることがありますが、この行動は視界の深度を広げているとのことです。
成長すると共に風切羽が生えてくるので……
別の鳥を補食することも可能になります。
こちらはフクロウの骨格。フクロウはハンティングマシンと呼ばれるほど、獲物を捕獲することに特化した鳥です。
足の前後に2本ずつ付いている爪は猛禽類の中でも最も強いとのこと。
爪の圧力は227キログラム毎平方インチ(1インチは約2.5センチメートル)で、人間の約8倍とのこと。この爪で獲物の骨を砕いて殺してしまいます。
専用の手袋を付けないでフクロウを腕に乗らせると、以下の画像のようにけがをするので注意が必要。
骨を砕いて殺害後、獲物の頭をちぎって丸ごと飲み込むフクロウ。
ゴクンと獲物を一飲み。
胃で消化できない獲物の骨や羽毛は、食後に吐き出すとのこと。
食後に吐き出された獲物の骨と羽毛はこんな感じ。
音を全く立てずに飛行できるのもフクロウがハンティングに向いている理由の1つです。
風切羽の周囲に生えている線毛がはばたきの音を和らげて、音を立てずに飛行できるというわけ。
また、フクロウの顔の羽毛は獲物が発するわずかな音を集め聴覚を助ける役目があります。
こちらは実際のフクロウの耳。
フクロウの耳は、耳穴が左右でずれた位置にあることにより、音源の方向を立体的に認識することが可能。
「ホーホー」と鳴くフクロウは一部の種類のみで、種類によってさまざまな鳴き声で鳴きます。
こちらのフクロウの映像はムービーの作成者に、ドイツのおとぎ話を思い出させるそうです。
おとぎ話は、森で迷子になった少女が一羽のフクロウを見つけ「お母さんを知らない?」と聞くとフクロウは「私がおまえのお母さんの居場所を知っているはずないだろう。なぜおとぎ話に出てくる少女はいつも森で迷子になり、動物がしゃべる幻覚を見るのか?」と言い放ち少女を食べてしまう、という内容だとか。
最後に「ドラッグの使用はやめましょう。さもないと、フクロウに頭をひきちぎられますよ」と警告するメッセージを発してムービーは終了。
「True Facts About The Owl」はブラックジョークを交えながらもフクロウの生態について詳しく説明してくれおり、今まで「フクロウってモフモフしててかわいい」と思っている人にとっては新しい世界を見せてくれる内容のはずです。
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