戦車好きすぎの社長が入手した「九五式軽戦車」実物大プロップ登場、圧巻の実物大戦車の迫力が目の前で体感可能
戦車好きが高じてケッテンクラートを所持し、「ケッテンクラート解体新書」を出版した「カマド」社長が、今度はアメリカHBO社「ザ・パシフィック」のために制作された「九五式軽戦車」実物大プロップ(撮影用の大道具)を入手、各所をディテールアップし、考証に基づいた塗装も施し、ついに今回のワンダーフェスティバル2013[夏]にて展示の日を無事に迎えた、というわけです。
そんなわけでプロモーションスペースマップ「b」にやってきました
ででーん
この九五式軽戦車は撮影のロケ地であるオーストラリアで製造されたもので、オーストラリア戦争記念館で偶然レストア中であったホンモノの車両を採寸
実物から型取り複製したキャタピラーを使用し、構造は角鉄パイプフレーム構造に厚さ2mm程度の鉄板を貼り付けたモノ。
砲塔も同様の構造で、砲塔ハッチはFRP樹脂、運転席ハッチは溶接工が使用する遮光バイザーのような形状で鉄製。
サスペンションは実物の構造そっくりに作ってあり、なんと可動OK。起動輪・誘導輪・転輪は厚さ2cmの鉄板から切り出した部品を溶接して組み立てたモノ。
重量は約3トン、フォード社製V型8気筒ガソリンエンジンとATミッション搭載で、フロントに配された操行装置を介して起動輪に動力を伝達する仕組み。
見所は足回り部分、一見の価値あり。
解説するパネルもいっぱい
足りない部品作成や塗装の工程
輸送中、売主はオーストラリアのブリスベン港から車で2時間ほど走った田舎町に住む戦車マニアで、庭には数台のM4シャーマン戦車が並んでいるとのこと。
日本へこの戦車が渡ることにかなり感激し、いろいろ便宜を図ってくれたそうで、「マニアの心意気に国境はない!」と感じたそうです。実にいい話ですね。
なお、実際に動くとこんな感じになります。
九五式軽戦車-1 Type 95 Light Tank "Ha-go"-1 - YouTube
九五式軽戦車-2 Type 95 Light Tank "Ha-go"-2 - YouTube
九五式軽戦車-3 Type 95 Light Tank "Ha-go"-3 - YouTube
九五式軽戦車-4 Type 95 Light Tank "Ha-go"-4 - YouTube
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