取材

ダイソンが以前より小型・静音化した掃除機「DC48」がどれだけすごいか説明してくれるとのことなので行ってみました


炎を吸い込んでしまうくらい吸引力が強かったダイソンの「DC46」の吸引力はそのままでより小さく、そして静かになった「DC48」を大阪初のダイソンメディア交流会で見てきました。また、羽根のない扇風機「Dyson Air Multiplier」を床に座ったりする日本の生活に合わせて高さをより低くした「AM02 リビングファン」も見学してきました。

Dyson | ダイソン - Dyson Ball DC48 | Dyson.co.jp
http://www.dyson.co.jp/vacuums/cylinders/dc48.aspx

AM02 リビングファン (シルバー/シルバー) | Dyson.co.jp
http://www.dyson.co.jp/fans/tower/am02/am02-mini-tower-fan-sil-sil.aspx

イギリスでの設立から20年という節目の2013年に、「DC48」と「AM02 リビングファン」という日本の住環境を意識した2製品を発表したダイソン。


まず最初に登場したのはDC48です。


DC48は前機種のDC46と比べて、30%小型化しており本体の重量が2.8kg、また40%音を低減しているとのことです。ボールテクノロジーを使用しており、本体のボール部分に重いパーツを収納しているので、曲がる時にもスムーズに動いて掃除できます。


小型化によって、ほこりやちりの集じん率が、下がったかのように思えますが前機種より4%向上していて93.3%になっています。DC48の中でも最も重要なパーツが、本体に収納されている新開発されたモーター「ダイソンデジタルモーターV4」とのこと。このモーターは小さいながらも特別なアルゴリズムを使用してコンピューターで回転を制御しているため高速での回転を実現しました。


左側が前バージョンのモーターで、右側がダイソンデジタルモーターV4。前バージョンは金属でできており、見た目もダイソンデジタルモーターV4より重そう。


ダイソンデジタルモーターV4の中はこんな感じ。


DC48には2種類あり、モーターヘッドはモーターで回転するブラシを使用していて、カーペットの掃除に向いています。色はサテンフーシャとサテンパープルの2種類あります。


一方、フローリングなどに向いているタービンヘッドはカーボンファイバー搭載のブラシを使用していて、サテンブルーとサテンイエローの2色から選べます。


発表会の途中からは、他社製品との性能を比較する実験が始まりました。


実験は小麦をたっぷりとふりかけてあるカーペットを使い、まず他社製品、次にDC48で掃除してみて、他社製品が吸えなかった小麦粉をどれくらいDC48が吸い込むことができるのかというもの。


まずは他社製品の掃除機で小麦粉を吸い取ります。


しっかりと吸い取ったら、次はDC48で掃除開始。


掃除を終えたDC48を確認すると、ドサッとかなりの量の小麦粉が落ちてきてました。決して他社の製品で弱めに掃除していたのではなく、しっかりと掃除していたので、DC48の吸引効率の良さに衝撃。


掃除機の実演が終わると次に待っていたのが、DC48のモーター部分を取り出すところまで分解する、DC48解体実演。


工具を使ってDC48を解体していきます。


まずは本体の持ち手部分にある赤いボタンを押してサイクロンの部分を取り外します。


プレゼンターの指示に従ってどんどん解体していきます。


ネジで締められている部分はドライバーを使って分解。


本体の側面に付いているネジを外したら……


ケーブルが巻き付いた白いパーツが本体の中から出現。


白いパーツを開けると、中には先ほど拝見したモーターが入っていました。実際に手に持って見ると少し重いですが、長時間持っていても苦にならない程度です。


DC48を分解するとこんな感じに。もう掃除機の面影はどこにもありません。


取り外したネジは全部で9個。このあたりからもダイソンの軽量化へのこだわりが垣間見えます。


DC48解体体験は無事に終了。


発表会の途中で高野山の総本山金剛峯寺のお坊さんが登場しました。


実はすでに発売中の「AM02 リビングファン」は2013年の夏から高野山の総本山金剛峯寺に設置されることが決定。


AM02 リビングファンは、従来のAM02 タワーファンよりも13cm低くなり、より日本の住環境に合わしたデザインに仕上がっています。2つを並べて見ると高さの違いは一目瞭然で左側がAM02 タワーファンで右側がAM02 リビングファン。


操作ボタンは本体底部に付いていて、左から「電源ボタン」「風量調節つまみ」「首振りボタン」となっています。


リモコンはリビングファンの一番上の曲面に置くだけで、磁石の力で固定できます。


最大消費電力は65Wで、待機時はわずか0.5Wとなっていて省エネにも貢献してくれそうです。色はシルバー/シルバーとアイアン/サテンブルーの2種類となっています。


なお、記事執筆時点での最安値は価格.comによるとDC48のモーターヘッドが7万9634円、タービンヘッドが7万3887円で、AM02リビングファンのシルバー/シルバーが4万5858円、アイアン/サテンブルーが4万4858円となっています。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
ダイソンから32個のサイクロン搭載・360,000Gもの遠心力の新型掃除機「DC46」が新登場 - GIGAZINE

ダイソン史上最強、32個のサイクロン搭載で新次元の吸引力を実現した掃除機「DC46 モーターヘッド」徹底レビュー - GIGAZINE

操作感が劇的に軽やかになった「ダイソンカーボンファイバーDC26」実機レビュー - GIGAZINE

ダイソンの「羽根の無い扇風機」にインスパイアされたバイク「Dyke」 - GIGAZINE

羽根のないダイソン製の新型扇風機「Dyson Air Multiplier」、一体どういう仕組みなのかがよくわかるムービーいろいろ - GIGAZINE

ダイソン新作「dyson hot + cool AM04ファンヒーター」は部屋全体をムラなく温める - GIGAZINE

ダイソンの「羽根の無い扇風機」にインスパイアされたバイク「Dyke」 - GIGAZINE

ダイソンの掃除機で火は消せるのか実際に炎を吸わせて実験するムービー - GIGAZINE

in 取材,   ハードウェア,   サイエンス,   デザイン, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.