レビュー

ダイソン史上最強、32個のサイクロン搭載で新次元の吸引力を実現した掃除機「DC46 モーターヘッド」徹底レビュー


36万Gの遠心力で微細なチリを分離し、紙パック要らずで使えるサイクロンテクノロジーを備えたダイソン(Dyson)の掃除機。今回はそのハイエンドモデルとなる「DC46 モーターヘッド(直販価格税込み9万2800円)」のデモ機を借りることができたので、実際に編集部のあちこちを掃除しながら実力を確かめてみることにしました。

◆フォトレビュー

段ボール箱に入って到着。


フタを開けると「フィルターは、3年後を目安に冷水で洗浄してください」と書かれています。つまり、それまではゴミ捨てだけをすればOKということ。紙パックを買って交換する手間やコストなどは一切かかりません。


内容物は掃除機本体やクリーナーヘッド、取り扱い説明書など。


外観は以下の通り。


本体サイズは幅221×高さ292×奥行き448mmで、重量は約4.13kg。


本体側面には大きな球状のホイールが付いており、この部分が回転することでスムーズに移動する仕組みです。

ダイソン「DC46 モーターヘッド」を転がしてみた - YouTube


正面。


後ろ。


底面。


上部。


成人男性の手で持つとこれくらいの大きさ。


コードは約7.8mまで伸ばせます。


クリアパーツでできたボタンを押すとコードを本体内部に巻き取り可能。


本体上部にある電源ボタンは以下の通り。


吸い込まれたゴミが溜まるクリアビンを外すためのボタン。


ワンタッチでサイクロンを簡単に取り外しできる様子は以下のムービーでチェックしてみてください。

ダイソン「DC46 モーターヘッド」のクリアビンを外す様子 - YouTube


サイクロンを取り外した状態の本体は以下の通り。


まるでSF映画の小道具のようなクリアビンとサイクロンの外見。


内部は32個のサイクロンを備え、吸い込んだゴミを36万Gもの遠心力で微細なホコリを分離して排気します。


手で持ってみるとこんな感じ。


赤いボタンを押すとフタが開いて中にあるゴミを捨てられます。


パカッ。


実際にゴミ捨てを行っている様子は以下のムービーで見られます。

ダイソン「DC46 モーターヘッド」のゴミ捨てをやってみた - YouTube


フィルターも取り外し可能。


サイクロン内部でカビ胞子の1/10ほどのサイズである0.5ミクロンまでのゴミを分離してしまうので、フィルターの掃除は3年に1度でOKとのこと。


◆組み立て

本体とホースの接続部分は以下の通り。


つなげてみるとこんな感じ。


ホースの先にある持ち手で電源のオン・オフや強弱の調節、ブラシ稼働のオン・オフが行えます。


ホースとヘッドをつなぐ伸縮式パイプ。


ホースと接続するにはカチッと押し込むだけでOK。


ノズルの先にある赤いパーツを押すと……


ビヨーンと伸ばすことが可能。


クリーナーヘッドはこうなっています。


導電性のカーボンファイバーブラシを備えフローリング上のホコリをより多く取り除くことができるとのこと。


根元の可動部分には球状のカバーがかけられているので、少々ラフに扱っても簡単に折れてしまうことは無さそうです。


伸縮式パイプにヘッドを取り付けてみるとこんな感じ。


クリーナーヘッドの他にも隙間ノズルや布団用ノズル、ソフトブラシ、ソファー用ブラシが付属します。


組み立て終わるとこんな感じ。特に難しい作業ではないので、2分もあれば完成できます。


身長約180センチの男性と並べるとこれくらいの大きさ。


◆実際に使ってみた

紙くずと髪の毛を大量に落とした板の上を、1回ノズルを通すだけでチリ1つ残さず掃除ができる様子は以下のムービーで見られます。

ダイソン「DC46 モーターヘッド」の吸引力をテスト - YouTube


壁際に落ちているホコリでも、ヘッドを押し当てれば問題なく吸い込むことができるている様子は以下のムービーに納めてあります。

ダイソン「DC46 モーターヘッド」で部屋の隅に落ちたゴミを吸ってみた - YouTube


部屋の中を動き回って掃除をしても小回りが利いてストレスなく本体を引きずれていることが良くわかるムービーは以下でチェックしてみてください。

ダイソン「DC46 モーターヘッド」を引きずってクルクルと動かしてみた - YouTube


持ち手をひねるとヘッドが回転して壁際もしっかり掃除できる、という様子は以下のムービーで見られます。なお、ヘッドの操作感はハイエンドの掃除機としては重めに感じられたので非力な人や腱鞘炎持ちなどの人はつらいかもしれませんが、その分丈夫にはできていそうなのでラフに掃除をしたいという人には向いています。

ダイソン「DC46 モーターヘッド」で壁際を掃除するとこんな感じ - YouTube


急にUターンをする場合や段差を急いで超ようとする場合に割と頻繁に本体が横倒しになることがある点は注意が必要。とはいえ、一般的な掃除機でも起こりえる問題であり、すぐに起こすことができるのでそれほど不便に感じることはありませんでした。


なお、横倒しになった状態でも最も壊れやすいと思われるクリアビンの部分は床に触れることがないので安心です。


掃除をした後はこんな感じでゴミが取れていることが確認できます。


実際に使ってみた感想としては、吸引力は申し分なく排気からもほとんどホコリっぽさを感じないなど掃除機としての基本性能はかなり高めでした。しかし、フルパワーで掃除をしている際の駆動音は大きめなので集合住宅に住んでいて夜間にも掃除機をかけなければならないような事情がある、という人は要注意。集じん容積(クリアビンの大きさ)が0.58 Lと余裕のあるサイズで、ゴミが溜まってきてもサイクロン式のため吸引力が変わることがない点が優れているので、掃除をしなければいけない部屋数が多くパワー重視でホコリをガンガン吸い込んでいきたいという人は要チェックの製品です。

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