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「Firefox 21」正式日本語版がダウンロード可能に、グラフィック性能が向上して起動時間短縮の提案機能などを搭載

By mera

Firefoxが起動する際に時間がかかる場合には起動時間の短縮方法を必要に応じて提案したり、ユーザーのサイト閲覧行動を追跡するトラッキングを拒否するための「Do Not Track」の設定が追加されたり、グラフィックに関する性能が向上した「Firefox 21」の正式版がダウンロード可能になりました。ほかにもAndroid版ではWebコンテンツ表示用フォントとしてOpenSansとCharisが組み込まれ、長押しでメディアファイルの保存が可能になっています。

次世代ブラウザ Firefox 高速・安全・カスタマイズ自在な無料ブラウザ
http://www.mozilla.jp/firefox/

Firefox 21 ベータ版リリースノート
http://www.mozilla.jp/firefox/21.0beta/releasenotes/

Android ブラウザなら Firefox あの人気ブラウザに Android 版が登場
http://www.mozilla.jp/firefox/android/

Android 版 Firefox 21 ベータ版リリースノート
http://www.mozilla.jp/firefox/android/21.0beta/releasenotes/

デスクトップ版のダウンロード
自動更新機能によってそのうち勝手にアップグレードされるのですが、今すぐFirefox21をダウンロードする場合は以下から可能です。

・Windows版
http://download.mozilla.org/?product=firefox-21.0&os=win&lang=ja

・Mac OS X版
http://download.mozilla.org/?product=firefox-21.0&os=osx&lang=ja-JP-mac

・Linux版
http://download.mozilla.org/?product=firefox-21.0&os=linux&lang=ja

◆「Do Not Track」の設定
Firefox21では、ユーザーのサイト閲覧行動を追跡するトラッキングを拒否するための「Do Not Track」の設定が追加されており、「トラッキングの拒否をサイトに通知する」「トラッキングの許可をサイトに通知する」「トラッキングに関する設定は一切サイトに通知しない」の3つから選択して設定できるようになっています。


ちなみに、これがFirefox20のトラッキングの設定画面で、ユーザーは「トラッキングの拒否をサイトに通知する」しか設定することができませんでした。


◆「Firefoxヘルスレポート」
ユーザーのFirefoxの利用状況をMozillaに送信する「Firefoxヘルスレポート」はブラウザパフォーマンスの向上などに利用されるようで、「オプション」メニューの「詳細」から設定変更が可能。


◆新しいタブページで削除されたサムネイルの復元が可能
新しいタブページを開いたときに表示される「頻繁に訪れるウェブサイトのサムネイル」を削除してしまっても、「元に戻す」「すべて復元する」からサムネイルの復元が可能です。


Firefox21での変更点
デスクトップ版Firefox21のリリースノートは以下のようになっています。

○新機能
・DoNotTrack(DNT)のユーザインタフェースを改良しました
・アプリケーションの起動時間の短縮方法を必要に応じて提案するようになりました。
・Firefoxヘルスレポートが先行的に実装されました。

○変更
・新しいタブページにおいて、削除されたサムネイルを復元できるようになりました。
・アドオンの履歴APIが削除されました。
・CSS-moz-user-select:noneの振る舞いが-webkit-user-select:none互換へ変更になりました。(Bug 816298)
・グラフィックに関する性能が向上しました。(Bug 809821)
・SpiderMonkeyからE4Xサポートが削除されました。

○開発者
・リモートプロファイリングが実装されました。
・アドオンSDKローダとAPIライブラリがFirefoxに統合されました。

○HTML5
・<main>要素がサポートされました。
・style要素のscope属性が実装されました。
  
○修正
・ファンクションキーを押した時に機能しないことがある問題を修正しました。(Bug 833719)
・ダウンロード履歴の削除時に混乱をさけるため、閲覧履歴とダウンロード履歴の削除機能が統合されました。(Bug 847627)

Android版Firefox19ベータ版のリリースノートは以下の通り。

○新機能
・Web コンテンツ表示用フォントとしてOpen SansとCharisが組み込まれました。
・長押しでメディアファイルが保存できるようになりました。

○変更
・Holo テーマに基づく Polished UI へ変更になりました。
・CSS-moz-user-select:noneの振る舞いが-webkit-user-select:none互換へ変更になりました。(Bug 816298)。
・グラフィックに関する性能が向上しました。(Bug 809821)
・SpiderMonkeyからE4X サポートが削除されました。
  
○開発者
・リモートプロファイリングが実装されました。
・アドオンSDKローダとAPIライブラリがFirefoxに統合されました。
・<input type="time">のDOMとコンテントが実装されました。
  
○HTML5
・<main>要素がサポートされました。
・style要素のscope属性が実装されました。

○修正
・プライベートデータ削除後にダウンロードマネージャが更新されない問題を修正しました。(Bug 777639)
・画面サイズの小さい端末でダウンロードマネージャやアドオンマネージャの画面で横スクロールが発生することがあった問題を修正しました。(Bug 840593)


なお、次の「Firefox 22」のリリースは6月25日(火)を予定しています。

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in ソフトウェア, Posted by darkhorse_log

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