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世界で一番エネルギー効率のいいLED電球「NanoLight」


これまでのLEDライトよりも圧倒的にエネルギー効率がよく、12Wで1600ルーメンもの光を生み出すことができるLED電球「NanoLight」が開発されました。寿命は25~30年、50ドル(約4700円)のコストで3万時間もの使用が可能。クラウドファンディングサイトのKickstarterで商品化のための目標額をすでに達成し、引き続き出資を募っている最中です。

NanoLight - The world's most energy efficient lightbulb! by Gimmy Chu, Tom Rodinger, Christian Yan — Kickstarter
http://www.kickstarter.com/projects/619878070/nanolight-the-worlds-most-energy-efficient-lightbu

これが12Wの「NanoLight」。白熱電球よりやや大きめで、高さは110mm、横幅の最大部は77mmとなっています。


ライトスタンドに取り付けてみるとこんな感じ。


詳細は以下のムービーからでも見ることができます。


こちらが開発を行ったChristian Yanさん。


1600ルーメンの光を生み出すためには通常の白熱電球であれば100W、LEDライトでも1Wあたり80ルーメンなので、20Wのものを使う必要がありました。


しかし、NanoLightは独自の技術によって1Wあたり133ルーメンの光を生み出すことが可能。12Wの電球で1600ルーメンを越える光を生成することに成功しました。


実際に実験で光を量っている様子は以下のムービーから見ることができます。

NanoLight Test Evidence on Vimeo


NanoLightには黒と白の2色が存在します。以下は黒のNanoLight。


電球を点灯させるとこんな感じ。


12WのNanoLightの色合い4000Kで夕日に近い、少し暖かみのあるナチュラルホワイト。


ライトスタンドに使用するとこんな感じ。


天井に取りつけると、一見電球には見えない、ちょっと不思議な光景。


LEDライトは光の直進性が高いため天井に取り付けると暗い部分が出てきてしまうのですが、NanoLightは部屋を全体的に照らすことができています。


これまでの電球の多くはオーバーヒートが原因で寿命前に使用できなくなるという事態が起こりがちでした。しかしNanoLightが放出する熱は通常のLEDやCFLの半分以下であるため、オーバーヒートしにくくなっています。さらに、何らかの原因で電球が熱くなりすぎると自動的に光量を減らしダメージを受けることを防ぎます。


このように電球をガシっとつかんでも熱くありません。


1日に3時間使用すると考えた時の寿命は25~30年。照明を3万時間分使おうとした時、通常の電球なら400ドル(3万7000円)、CFLなら100ドル(約9300円)のコストがかかりますが、NanoLightなら1つでまかなえるので費用はたったの50ドル(約4700円)です。


ちなみに、電球を作る時は工作のように組み立てていきます。


完成。


電球には12Wのほか、1200ルーメンの光を生み出す10Wのものもあります。こちらは通常の白熱電球よりもエネルギーを87%カットし、色温度は12Wのものと同じ4000K。寿命は12Wと同じく25~30年です。


NanoLightは現在商品化のために出資を募っている最中で、目標額2万ドル(約190万円)のところ既に15万ドル(約1400万円)以上を集めています。そのため、30ドル(約2800円)の出資で10WのNanoLight、45ドル(約4200円)の出資で12WのNanoLightが確実にゲット可能。送料は価格の中に含まれ、発送は2013年の9月を予定しています。


なお、締め切りは現地時間で2013年3月8日10時2分です。

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in 動画,   デザイン, Posted by darkhorse_log

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