スマホ連動でカラーや明るさを変更できるフィリップスのLED照明システム「hue」
リモコン操作可能な照明器具は珍しくはありませんが、スマホをリモコン代わりにして明るさや光る色まで変更できるという照明がフィリップスから発売されました。ただのLED照明ではなく、新機能をダウンロードして追加することも可能となっています。
Philips hue
https://www.meethue.com/
アプリケーションで明かりをカスタマイズできるLED電球「Philips hue」を発表
In living color: Ars reviews the hacker-approved Philips Hue LEDs | Ars Technica
http://arstechnica.com/gadgets/2012/11/in-living-color-ars-reviews-the-hacker-approved-philips-hue-leds/
以下が商品の機能を解説しているムービー。
Philips hue - October 2012 Advert - YouTube
hueはタブレットやスマートフォンを使って操作できる「パーソナル・ワイヤレス照明」です。
電源のオンオフはもちろん、カラーピッカーを使って、タブレット内にある写真の色を照明で再現することも可能。
色調も微妙に変化させられるので、たとえば仕事モードの時は昼光色にしておき……
読書の時は昼白色に。
リラックスするときは電球色にする、といった使い方が可能。わざわざ部屋の用途ごとに色を考える必要はなくなります。
この製品は家電量販店などでは販売されておらず、アメリカとヨーロッパのアップルストアおよびAppleオンラインショップでの独占販売となっています。価格は199ドル/199ユーロ/179ポンド(約1万6000円~2万3000円)となっています。Ars Technicaが購入したスターターキットがコレ。
中にはhue電球が3つ、hueブリッジ(分配器)、ブリッジ用電源、LANケーブル、マニュアルなどが入っています。
これがhueブリッジ。
電球はE26/E27キャップであればそのまま取り付けが可能で、ブリッジをWi-Fiルータに接続し、hue専用アプリをスマートフォンやタブレットにダウンロードすれば使えるようになります。なお、E26/E27キャップは日本では使われていない形式です。
色の例はこんな感じ
カラーピッカーで拾った色を再現できます
設置した照明ごとに明るさを変更することも可能
「リラックスモード」「集中モード」など、雰囲気に応じた明るさが既定値として入っていて、簡単に切り替えられるようになっています
フィリップスのサイトからはシーンごとの設定をダウンロード可能
hueの面白いところは、JavaScriptでPUTを送信するコマンドさえ書ければ、公式アプリを使わなくても操作できるというところ。これはArs TechnicaのLee Hutchinsonさんが実際に作った、自分の部屋の照明を操作できるサイト。Hutchinsonさんはほとんどプログラミング言語に関する知識がゼロに等しい状態でしたが、カンタンに作れたそうです。
とにかく、1つの電球でいろいろな明るさ、いろいろな色をカバーできるというのは大きな利点で、実際に使ったHutchinsonさんはこれまでの照明が全く不要だと感じるほどだったそうです。
・つづき
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in ハードウェア, 動画, Posted by logc_nt
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