メモ

京大生協のバイト情報をスマホで確認できるアプリについて大学当局が注意喚起

By Menno van der Horst

京都大学生協の提供しているバイト情報を手持ちのスマートフォンで確認できるというアプリについて、京都大学が「大学や生協とは無関係です」と注意を呼びかけています。

【注意】京大バイト、生協バイト情報と称する掲示について — 京都大学
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news5/2012/130111_2.htm

これは、現在、京都大学の学内掲示板に「生協のバイト情報を手持ちのスマホで確認」といううたい文句で「京大アルバイト情報リーダー」というアプリを宣伝するビラが張り出されており、「京都大学ならびに京都大学生活協同組合とは一切関わりがありません」ということで、不用意にアクセスしないようにと注意を呼びかけるもの。

該当するビラはこんな感じ。


ビラでは「『京大 バイト』でPlay ストアから検索 or QRコードで今すぐ無料ダウンロード!」と誘導されており、「Play ストア」という偽のマーケットがあるのかとも読める文面になっていますが、ちゃんとGoogle Playで調べるとアプリが出てきます。

京大アルバイト情報リーダー - Google Play の Android アプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=net.menew.android.KyotoUnivArbeitNotifier

説明文によると、このアプリは大学生協が提供しているアルバイトの斡旋情報をAndroid端末で確認するためのもので、これがあれば掲示板を見に行って手書きで書き写す必要がなくなるとのこと。情報は生協のオンラインサービスから取得しており、新着は自動で取得するので募集数の少ないアルバイトであってもすぐに気づくことができます。


ただし、利用時には京都大学の学内システムのメールアカウントが必要

大学側の掲示を待つまでもなく非公式アプリであることは明言されており、「これについての問い合わせを京都大学生協で受け付けることはありません。また、このアプリによって生じたいかなる損害についても、京都大学生協および開発者は責任を持ちません。」と書かれています。

アプリの内容サンプルはこんな感じ。アルバイト一覧として会社名、期間、業種、賃金と応募期間が表示されています。


詳細情報では会社の担当者や募集人員、勤務場所などが見られます。


この画面から会社のサイトを見に行けるほか、メールアドレスや電話番号にアクセスが可能で、いい案件を見つけたらすぐにメールか電話で応募できるようになっています。


一瞬、個人情報が大量流出した「the Movie」アプリ危険なQRコードのことが頭をよぎりましたが、京都大学といえば入試シーズンになると謎のコスプレ銅像「折田先生像」が登場するところでもあり、利便性を追求した学生か関係者が開発したというのが真相でしょうか。

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in メモ,   モバイル,   ソフトウェア, Posted by logc_nt

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