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オンラインレンタル大手Netflixがファンコミュニティ作成の字幕を流用


昨年、海外でアニメの公式配信を行っているFunimationファンが作成した字幕をそのまま流用していることが判明していたという事件がありましたが、今度は映画やテレビ番組のオンラインレンタルサービスを行っているNetflixが同様にファン作成の字幕を流用していたことが明らかになりました。

Netflixissä luvattomat suomalaiskäännökset ilman lupaa – ”tässä on varastettu varkaalta” - Ilta-Sanomat



Netflixが10月18日からフィンランドでサービス提供を開始したことを受けて、さっそくユーザが動画のレンタルを開始しましたが、その中にファンが作成した字幕が含まれていたことが発覚しました。

これは翻訳字幕を制作しているオンラインコミュニティ「DivX Finland」のJarmo Hakalaさんが発見したもの。字幕には公式が制作していれば入っているはずのない「WWW.DIVXFINLAND.ORG」の文字があり、言い逃れはできない状態で、IRCを通じてスクリーンショットが拡散しています。

また、YouTubeに検証動画もアップロードされていました。現在はすでに削除済みで、見ることができないようです。


Hakalaさんは「この翻訳テキストが受け入れられたのはいいことですが、許可も取って欲しかった」と語っており、「もしも問い合わせがあれば、字幕使用の許諾を出していたでしょう」とも語っています。

すでに問題の動画は一時配信が停止されていますが、著作権管理を担当しているAntti Kotilaisenさんは「アマチュアが非商業目的で作ったものであっても、字幕の公開は正当なものではなく、DivX Finlandの活動が違法なのは明らか」とコメント。


ファンが制作した字幕、いわゆるファンサブの扱いは難しいところで、コミュニティ側でも、対価を受け取るとコミュニティ内で軋轢が生まれると懸念する声があるようです。

ニュース番組に挿入されている字幕。この画像の場合はテレビ局が入れたものなので問題は発生しませんが、映画の字幕などの場合、見ている人間がその字幕が海賊版か否かを見抜くのはまず不可能です。

By Gwydion M. Williams

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in メモ,   ネットサービス, Posted by logc_nt

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