海外の公式アニメ配給元が違法海賊版のファン作成字幕をそのまま流用していることが判明


約2ヶ月前にBitTorrent上で出回っている違法な字幕付アニメを取り締まるために公式にライセンスを受けた配給社である「Funimation」が、ワンピースの第481話を共有していた1337人を著作権侵害で訴えましたが、ほかでもないFunimation自身が違法に出回っている海賊版アニメの字幕を流用していることが明らかになりました。

詳細は以下から。
Anime Distributor Dubs Using ‘Pirated’ Subs | TorrentFreak


Funimationは訴えられた被告が損害賠償金を支払い、BitTorrentを使用してダウンロードしたファイルをすべて破棄することを要求しました。そもそも日本で放映されたアニメに勝手に翻訳した字幕を付けて再配布するという段階でアウトなわけです。しかしながら、なぜか正式にライセンスを受けているはずのFunimation自身が海賊版の字幕を流用しているという問題が浮上してきたわけです。

この問題を最初に指摘したのはAnime News Network(ANN)のフォーラム。以下のシーンが指摘された問題の箇所となります。

これがFunimationが使っているもの。


そしてこっちが違法な字幕。どう見ても完全に同じものです。


このことが判明したのはこのレコーディングのショット。これに映っているモニタからわかったという流れです。


このことについてANNのCEOであり、アニメのライセンスに詳しい「tempest」氏が議論に参加し、法的解釈に従うならFunimationは正式なライセンス所得者であり、よって字幕ファイルに関して使用する権利はFunimationにあるが、だがしかし字幕に使用されているフォント自身の許諾をFunimationが得ているかどうかはわからない、としています。

しかし問題は法的な部分ではなく、むしろBitTorrent上での字幕付アニメを取り締まっておきながら自分たちはその字幕ファイルを利用しているという偽善行為にこそ問題があるとして、Funimationは非難されているようです。

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in アニメ, Posted by darkhorse