ハードウェア

USB3.0による高速接続でアメリカ政府仕様のセキュリティを実現した外付けHDDドック


ただのUSB接続のHDDケースっぽく見えるのにアメリカ政府仕様という高セキュリティの外付けHDDケースが2011年11月に登場しましたが、さらにUSB3.0を採用してデータ転送自体も高速にした外付けのHDD・SDDドックが登場しました。価格は109ドル(約8800円)で、ちょっとしたHDDドックと変わらない価格です。

All about USB | USB 3.0, USB Gaming, USB Lifestyle | Brando Workshop : EZSAVE Lockdock USB 3.0 SATA HDD Dock

これが「EZSAVE Lockdock USB 3.0 SATA HDD Dock」。メインのフロントパネルに静電容量パネルを使用して、メニュー案内とパスワード入力ができるようになっているHDDドックステーションです。


高品質な有機ELディスプレイを使用していてパスワード入力がしやすく、フロントパネルにはメニューのほかにHDD情報なども表示されます。また、HDDの接続状況やパスワード入力結果などの主要機能については音声案内もついています。


背面側。USB3.0をサポートしていて、USB2.0の外付けHDDよりも高速に動作します。


2.5インチのSSDを使用した場合のベンチマーク結果


3.5インチのHDDを使用した場合のベンチマーク結果


特徴はなんといっても強力なセキュリティ機能。256ビットのAES暗号によってHDDの完全暗号化とデータ機密保護をサポートし、HDDが暗号化された状態だといかなるデータの読み書きも不可能になります。また、書き込み保護機能もあるので、暗号化せずに使っているときでも、保護をオンにしていれば読み取りは可能ですがデータの書き込みやデータ削除ができないようにすることも可能。


2.5インチ、3.5インチのHDD、SSDをサポートしており、3TBまでのものが使用可能。


ソフトウェア暗号化の場合はパーティション配分で不具合が発生したり、転送速度低下があったりしますが、この製品はOSに依存しないハードウェア暗号なのでそういった問題は起きません。また、WindowsやMac、Linuxだけではなく、USBポートがついているのであればテレビやメディアプレイヤーなどの家電製品の外付けドックとしても使用可能です。

また、最悪のケースとして物理的破損やユーザーが暗号化時のパスワードを忘れてしまうと、もうドックに接続したHDDのデータは読み出せなくなってしまいますが、最初にHDD接続時にフロントパネルにマスターキーを表示してくれるので、これを書き留めておけばいつでもデータを戻すことができます。なお、この製品では最大で50個までのHDDを暗号化可能で、接続したHDDごとにマスターキーは異なります。

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in ハードウェア, Posted by logc_nt

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