冷凍ファミチキをネット通販で購入しておいしく食べるための裏技レシピまとめ
2001年度から2010年度までに販売した累計本数が約7億2000万本というファミリーマートのキラーメニュー「ファミチキ」(税込み160円)。店舗に行くとアツアツでジューシーなものを買えるのが魅力の商品ですが、調理する前の冷凍状態のものがファミマ.comで販売されています。商品名は「ファミチキ 20個 【冷凍】」となっており、価格は税込み2600円で、調理済みの物をお店で買うより1個あたり30円安くなる計算。なお、ファミマ.comでは5000円以上の注文をすると送料無料になるので、2パック(40個)以上を購入すれば送料がかからなくなります。
GIGAZINE編集部には「1週間でファミチキを10個食べたこともある」というファミチキの大ファンがいるので、実際に冷凍ファミチキの可能性を探究してみました。
◆開封編
ダンボールに梱包されて届きました。注文から1~5日で受け取りが可能です。
エアークッションで保護され、10個ずつに分かれて厚手のパックに入っています。
いかにも業務用という感じのパッケージ。原材料は鶏肉、食塩、しょう油、砂糖、香辛料、にんにくペーストなどで、マイナス18度以下で保存した場合の賞味期限は製造後540日(約1年半)です。
冷凍の状態でどれぐらいカチコチかというと、こうやって10個ほど難なくブロックのように積み上げることができるぐらいカチンコチンです。
◆調理編
ファミマが推奨する調理法はフライです。タップリのサラダ油を用意しましょう。
170~180度で揚げます。温度計があればベストですが計測機器がない場合は、箸を加熱した油に入れて泡が出るようになるタイミングが投入の目安です。
油がはねると危険なので霜を落としてからそっと滑り込ませます。
揚げ時間は2個で6分30秒から7分。写真のように4個も入れると油の温度が下がるのでベストとは言えませんが、問題なく調理できました。
出来あがり。揚げたては非常に熱いので、油切りをしつつ2分程置いてから食べるのがおすすめ。
お店で見るのと同じ姿。マニュアルに従って作業をすれば簡単に調理可能。
表面はサクサク。黒く見えるのはコショウです。
非常にジューシーで、断面を箸でつまむと肉汁がジュワーとしみ出してくる程。
ついでに、骨付きの「フライドチキン 20本 【冷凍】」(税込み2200円)はこんな感
じ。なお、ファミチキはサイ骨無し、フライドチキンとして売られているものはドラムです。
170~180度の油で約7~7分30秒加熱すればできあがり。骨がある分、ファミチキより調理時間が30秒だけ長くなっています。
次は、試しに電子レンジでファミチキを調理してみました。ラップをかけて約5分加熱。
見た目は普通のファミチキです。
揚げた場合に比べて、肉汁の量が圧倒的に増えていますが衣のサクサク感は失われています。フライドチキンの食感を期待することはできませんが、油を用意する必要が無くなるなどのメリットもあるので、こういうものだと割り切って食べれば納得できるレベル。
オーブントースターでも調理してみました。加熱時間は約12分に設定。
肉の中からしみ出した油がほどよく衣に染みて、焼いただけなのにちゃんと揚げ物っぽくなっています。
間近で見ても揚げたものと区別が付きづらいレベル。衣もサクサクに焼き上がっています。
中にはちゃんと、肉汁が残っています。味も油で揚げたものに劣る事はなく、むしろさっぱりと食べられる分こちらの方が好みという人がいてもおかしくない味になっています。
◆アレンジ編
ファミチキはそのままでも十分おいしいのですが、朝昼晩の食事にするには単体では物足りないのも事実。また、もし1人暮らしで購入した場合は20個を食べ続けることになる事態もあり得るので、味に変化が欲しくなった場合を想定してトッピングとの相性もチェックしていきましょう。
まずは、冷凍食品と組み合わせて簡単に1食分を作ってみました。フライドポテトなら、チキンを揚げた油でそのまま調理できるので便利。野菜を添えて食べれば1食分として満足できます。
次は、コンビニやスーパーで売っているハンバーガー用のバンズにバター(今回はチューブでバターを使用)を塗って……
サニーレタスを置きます
マヨネーズを少々加え、トマトも載せましょう。
ファミチキとバンズを置けば完成。材料があれば5分とかからず作ることができ、赤と緑が入って彩りが良くなるため、食欲をそそる見た目に仕上がりました。
断面はこんな感じ。
ハンバーガーのファースフード店のメニューをも上回るクオリティー。。ファミチキの濃厚な肉汁とフレッシュな野菜の爽やかさが合わさり実に美味。
食べるラー油との相性もばっちり。ファミチキ全般に言える事ですが、ラー油の場合は特に熱いうちにかけて食べるのがおすすめです。
タルタルソースをかけてチキン南蛮っぽくしてみました。少し醤油をかければ、ご飯とも相性が良さそうです。
ピザソースをかけてみました。トマトの香りが食欲をそそりますが、しょっぱさが強くなるので濃い味が好きな人向け。
最後はファミチキ10個を挟んだ10段バーガーです。
男性の握り拳4つ程の高さがあります。
一気にかぶりつきたかったのですが、さすがに崩れてしまいそうだったのでバラして食べました。ほどよく溶けたチーズのついたチキンは濃厚さが増しています。
ちなみに上記バーガーは以下のムービーを見れば分かるように、ちゃんと自立しています。
ファミチキ10段バーガー - YouTube
自立しているとは言えトリックがない訳ではなく、真ん中に割り箸を串のように通すことによってなんとか安定を保っています。
今回の記事制作にあたって長時間ファミチキを揚げまくった経験から分かったことは以下の通りです。
1:調理はマニュアル厳守が基本。油の温度と揚げ時間さえ間違わなければ完璧なファミチキが味わえる。
2:「油を用意するのが面倒だし、処理するのも面倒」という人はオーブンでファミチキを温めても問題なし。
3:ファミチキのトッピングはどんなソースでも問題なし。味付けにクセがないので、常識的なものならなんでもマッチする。
下ごしらえや味付けの手間要らずで、おかずやお弁当の具から酒のつまみまで幅広く使えるフライドチキンが作れるので、手軽に自宅であの味を楽しみたい人は購入してみて下さい。
※油で揚げる以外の調理方法はファミリーマートが推奨しているものではありません
ファミマ.com
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