取材

20XX年にクルマ自体がスマホ化して融合する未来を具現化した「Fun-Vii」


「ヒトとクルマと社会が“つながる”20XX年の未来を具現化したコンセプトカー」ということでトヨタが東京モーターショー2011に持ち込んだコンセプトカーが「TOYOTA Fun-Vii」。最初はただの派手な柄のクルマかと思ったのですが、よく見てみるとすべてがおかしい……ということで調べてみると、なんとまるでPCやスマートフォンの壁紙を変えるように自由にボディ色を変えられるとのことで、さらには内装も自在に変えられるとのこと。

TOYOTA Fun-Vii | The 42nd Tokyo Motor Show 2011

これがTOYOTA Fun-Vii。全長4020mm、全幅1745mm、全高1415mmです。


テールランプなどは翼のようにボディから張り出しています。


そういえばこれ、どこから乗り込むんでしょうか。


いろいろわからないところだらけなのですが、答えの多くはトヨタが11月28日に行ったパフォーマンスで明かされました。

Opening - "Toyota Fun-Vii" Performance - YouTube


ノーマル状態だとこのようにボディは真っ黒。


後ろから見るとこんな感じ。


「今日はどの色にしようかな」とスマートフォンで色を選択。


すると好みの色に変化。気分によって色を使い分けることもできます。


車内もこれまでのクルマのイメージとは全く異なります。


状況オールクリア、出発OKです。


すると「STAND BY」の文字と共にステアリングがせり出してきました。


朝からゴキゲンで出発できます。


この日のボディカラーは赤にしたようです


ぼわんと出てきたのはナビゲーションコンシェルジュ。走行に必要な情報の表示や操作はこのコンシェルジュとの対話によって行われます。未来すぎる……。


ネットワークアップデート機能により、駆動系、制御系、マルチメディア系の各種ソフトウェアは常に最新版に保てるようになっています。


途中でコーヒーショップに立ち寄りました。すると、クルマがコーヒーショップのカラーに変化。


自分で運転する必要がないときはオートドライブモードに設定。


するとステアリングが格納され、リラックスした状態で移動できます。


今度は車体を花柄にチェンジ。


もちろん、柄は自在に変更が可能。


このように友人の情報を表示することもできます。


車内全体もディスプレイになっているので、インテリアは気分や雰囲気によって自在に変更できるほか、ARを活用したナビ情報の表示などもできるようになっています。


ここからはまた実際のプレゼンの様子。プレゼンターがクルマの前に立つと……


クルマが認証をしているようです。


「Hello!Mr.J.Smith」と、本人確認ができました。


運転ではなく各種メニューへ。


いろいろなアイコンが表示されています。


稲妻印のアイコンを選択。


これは電源管理メニュー。現在のバッテリー残量が表示されます。


ではトヨタ印は?


車内のチェックが行われます。


ちなみに、ボディの柄がどのように表示されるのかは以下のムービーで綺麗に見られます。

TOYOTA Booth Digest Movie - The 42nd Tokyo Motor Show 2011 - YouTube



今回の東京モーターショーのテーマは「世界はクルマで変えられる。"Mobility can change the world"」ですが、本当にいろいろと変わりすぎです。

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in 取材,   乗り物,   動画, Posted by logc_nt

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