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ソフトバンクがNTT東西を裁判で訴えることに決定、東京地方裁判所に訴訟提起

By cytech

1回線しか使っていなくても8回線分の接続料がかかるのはおかしい、ということでソフトバンクがNTT東西を訴えました。

これは、ソフトバンクBBとソフトバンクテレコムが訴訟したもので、NTT東西に対して電気通信事業法に基づき、FTTHサービスを提供するためにNTT東西の保有する一般家庭までの光ファイバーアクセス回線の「1分岐単位の回線接続」「光加入者終端盤(略称:OSU)共用に基づく接続」を求めているもの。「NTT東西は技術的に可能であるにもかかわらず、これを拒否している」ということで、東京地方裁判所に訴訟を提起することになったわけです。

NTT東西に対する訴訟の提起について | ソフトバンクBB株式会社
http://www.softbankbb.co.jp/ja/news/press/2011/20111118_01/


これがその訴状の実物


ソフトバンクによると「8分岐単位での接続は、接続事業者にとって、たとえ1回線の利用であっても、8回線分の接続料を負担させる、極めて非合理な接続方法」となっているとのことで、下図を見れば分かるように、1回線だけしか利用していないケースでも実際には8回線分、つまり8倍の負担がNTT以外の事業者は場合によっては必要になってくるわけです。


これを8回線ずつではなく1回線ずつ使えるようにして欲しい、というのがソフトバンク側の要望です。上図と下図の「A」~「D」がソフトバンクが接続させて欲しいと行っている箇所。こうすることで1回線ずつ使えるはずだ、というわけ。


これが現状を解説した図


なお、ソフトバンク側は「サービスの多様化・高品質化をもたらし、あわせてNTT東西の設備の有効利用を促すことでサービス料金の低廉化につながり、利用者・一般消費者の利益を増大させるものと確信」しているとのことです。

・つづき
ソフトバンクがNTTを訴えるメリットと真の目的は一体何なのか? - GIGAZINE

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in メモ, Posted by darkhorse

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